活動方針

令和6年度 事業計画

主題 「子どもたちの成長を支援する学校事務の実践」

 新型コロナウイルス感染症対策を緩和され、学校においても日常を取り戻しつつあります。コロナ禍の約4年間でGIGAスクール構想の実現が急速に進み、学校現場においては積極的にICT機器を利用した教育活動が行われています。事務職員を取り巻く環境としては「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して」において、事務職員が校務運営に参画する機会を一層拡大し、主体的・積極的に財務・総務等に通じる専門職としての役割を果たすことが期待されると明記されています。新しい時代の教育に向け、持続可能な学校指導・運営体制を構築するために、事務職員がチーム学校の重要な役割を担う立場としてその責務を果たしていかなければなりません。そのためには、事務職員の質の向上、リーダーシップの発揮を図るとともに、学校事務の適正化と事務処理の効率化も推進していく必要があります。

 愛日事務研では、会員の資質の向上及び学校教育の発展に寄与するため、「子どもたちの成長を支援する学校事務の実践」を主題として学校づくりに貢献し、子どもたちのよりよき成長につながる学校事務の実践を目指し研究、研修及び支援を進めていきます。


市町及び共同学校事務室における取組への支援

 各市町や共同学校事務室では、より主体的・積極的な校務運営への参画に向けて取組を進めています。愛日事務研では、事務機能の強化や業務改善など各市町や共同学校事務室が進めている共同学校事務室における取組や課題について、理事会や事務局会での積極的な情報共有を図り、課題解決に向けての情報提供及び支援を行います。また、愛日小中学校長会や尾張教育事務所、愛日地方教育事務協議会と情報を共有してご理解いただくことで支援につながる事務研究会情報交換会を開催します。

人材の育成

 事務職員としての使命や組織の一員であることを自覚し、業務上のスキルアップを図るため研修体系に基づいた研修を行っていきます。これにより校務運営を担う能力とモチベーションを持つ事務職員の育成を目指します。

関係機関・団体との連携と連絡調整

 愛日小中学校長会や尾張教育事務所、愛日地方教育事務協議会と制度研修の充実を始め各市町や共同学校事務室の取組や課題などの情報を共有し、各市町の動向を把握して取組が円滑に進められるよう連携を図ります。

 また、愛日支部として県事研との連携と連絡調整を進めます。


愛日事務研のあり方の検討

 各市町や共同学校事務室における取組や課題を視野に入れながら、愛日事務研の役割や愛日事務研が重視する「情報の収集と共有」「研修の充実」の2つの柱への取組についてどうあるべきかを引き続き各種会議で協議・検討を行います。また、令和7年度に向けて会の名称変更を含めた組織の見直しを行い、規約改正の準備を進めていきます。