1月12日福岡小算数
- 公開日
- 2024/01/18
- 更新日
- 2024/01/18
授業事例
2024年1月12日、岡崎市立福岡小学校3年生の算数の授業参観・助言をしました。
この日の授業は「植木算」の問題を扱いました。7本の木が2mおきに並んでいるとき両端の間隔は何mかを考える問題です。2×6=12mとなります。授業は問題の数量関係を線分図に表し、線分図をもとに式をたてるという流れでした。
この学級の算数の授業を参観するのはこの日が3回目でした。前の発言者の発言内容い補足したり、修正したりする繋ぐ意見がだされるようになっており、児童主体で話し合いが進んでいく場面がいくつかありました。
授業では、教師が線分図の書き方を指導し、児童が自分の力で線分図を書いて式をつくらせるようにしました(教科書では線分図が与えてありますが)。
すると、木が7本あると問題文にかかれているにもかかわらず、線を8本かいてしまい、2×7=14mとする誤答が何人かいました(予想以上にいました)。このことから問題文で示された数量関係を児童が図的表現に変換することの難しさが明らかになりました。
チーム学習では、2×7なのか、2×6になるのか議論がなされ、2×7としたつまずきの理由が話し合われました。結果、どのグループも線分図を正しく理解し、2×6となることの理解を図ることができました。
今回のグループ学習では、誤答の理由が話し合われることで、問題場面の理解と線分図の理解が図られたとてもよい授業でした。こういった授業ができるのは、常日頃の授業で、わからないこと、間違えたことが大切にされる授業がなされているからです。