5月29日、大和南小学校5年生の算数の授業を参観・助言し、校内研修会の講師を務めました。

今回の授業は小数のかけ算「計算のきまり」の学習でした。同学年の児童は協同の意識や社会的スキル、対話のスキル、話し合いの進め方のスキルがよく身に付いてます。この実態を踏まえ、授業では計算の決まりを駆使して工夫して計算をすることをメインにしました。4年までに学習した計算の決まりが小数にも適用できることを足場づくりのためのグループ学習で理解し、その後、計算の決まりを工夫して計算問題を解く場面に移りました。個人で取り組んだ後に協同解決型グループ学習に取り組みました。個人解決では十分に解くことができなかった児童はグループで話し合いながら解くことができていました。中身の濃い、質の高い授業がなされていました。

大和南小学校に介入して本年度で4年目となります。4年間の実践を土台に、同校では算数以外の教科でのグループ学習の在り方を研究実践していきます。また、モデル学級では、子どもが主体的に授業を進め、グループを足場としてどの子も伸びる授業を目指します。また、グループ自己評価の実践も同学級がモデルになって取り組みます。