8月24日第3回教師力アップセミナー・渡辺道治先生での学び (古川・河上・松野)
- 公開日
- 2024/10/31
- 更新日
- 2024/10/31
学生の学び
こんにちは!9期生の古川です。今回は8月24日に行われた第3回教師力アップセミナー・渡邊道治先生に参加させていただきました。渡辺道治先生による「学級づくりや授業づくりの基本から極意まで」というテーマで、豊富な経験をもとに話していただきました。このセミナーでの学びを記事にしていきたいと思います。
◯「やる気」のパターン15選
人がやる気になる場面を紹介していただきました。自分はどのパターンでやる気になることが多いのか、楽しみつつ考えさせられました。教師として子どもと接する時にどの方法が良いのか、1人1人に合ったやり方、引き出しを持つことの大切さを改めて実感しました。また、この話から子どもに選択させることの重要性も改めて感じました。先生から一方的に指示をするのではなく、子ども自身が決めていくことでより成長できると学びました。
◯運動会前に行った語り
運動会ってなにを目指しているのか、目的と目標(通過点)の違いから改めて学校行事での声かけの仕方について学ぶことができました。高校野球とプロ野球の話から「負けたとしても、三振したバッターにチームメイトは何と声をかける?」と良いチームとは何なのか考えさせられました。
講演が終わった際にどのゼミ生も話していましたが、2時間があっという間に感じました!聴いている僕たちを惹きつける会話テクニックには憧れの気持ちを持ちました。僕も少しでも渡辺先生のように上手く話せるようになりたいと思います。ご講演いただいた渡辺先生、貴重なお話を本当にありがとうございました。質問にも丁寧に答えていただき学びの大きい時間でした。(古川)
こんにちは!10期生の河上です。8月24日に行われた第3回教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきます。今回は渡辺道治先生から「学級づくりや授業づくりの極意」と題して講演をしていただきました。講演内容がメニュー表となっており、その時の参加者が講演内容を決めるという他にはない面白い講演でした!その中で印象に残っていることを書いていこうと思います。
【幸せになるためのたった一つの方法】
何をするにしても目的地を確認することが大切です。子どもたちは何のためにやっているのかという目的がないとやる気が起きません。これは子どもだけではなく大人も同様だと思います。何のためにやっているかという目的意識があるから勢いがついていきます。そこで目的をしっかり伝えることが大切になります。その際、先生から伝えるのではなく、第三者から伝えることが効果的であることを学びました。第三者を介して伝えることでより説得力が生まれ、子どもたちも納得することをできることを学んだので、活用していきたいです。
【やる気のパターン15選】
やる気には大きく15パターンあり、子どもによって当てはまるものは異なります。教師は子どもにどのパターンが当てはまるかを考えることが大切と学びました。どのパターンが当てはまるのかは子どもたちと接することで分かってくると思うので、たくさん関わる機会を作ることが大切だと思いました。特に印象に残ったのは⑤自分で「選択」できる時です。選択肢を3つ用意し、1つは教師のねらいの内容を、残り2つは極端な内容にすることで、子どもはねらいのものを選択します。子どもは自分で選択しているので頑張ります。選択肢を全て教師の望みにしてしまうと、子どもは選択もしないと思います。焦らずに、徐々にスモールステップで成長させていくことが大切と学びました。
【教師の位置エネルギー】
先生は講演中、前にずっといることはありませんでした。横に行ったり、後ろに行ったりしていました。公演中、常に集中はしていましたが、先生が近くに来るとより集中しました。これが教師の位置エネルギーだと身をもって経験することができました。これは自分が教壇に立つときにもぜひ使いたいと思いました。今は情報端末も普及しており、教師が必ずしも前で話す必要はありません。教師が動いているだけで、程よい緊張感を与えることができます。ずっと近くにいると疲れてしまうので上手に使うことが大切だと思いました。
たくさんの学びをありがとうございました!自分たちで選ぶという新しい形でとても楽しく、あっという間の2時間でした。ぜひ機会があったら他の内容も聞きたいです!お忙しい中、ありがとうございました!(河上)
こんにちは!10期生の松野です。今回は8月24日に参加させていただいた渡辺道治先生による教師力アップセミナーでの学びを記事に書かせていただきます。私は渡辺先生のご講演を通して、目的地を確認することの大切さや位置エネルギーを使い分けること、「やる気」のパターン15選など、多くのことを学ばせていただきました。
まずは目的地を確認することについてです。何のためにやっているかわかると子どもたちのやる気につながるだけでなく、学級経営にもつながると学ぶことができました。そのため、学期はじめや行事などの際には目的を伝えたり学級で目的地を確認したりし、子どもたちのより良い仲間づくりや学級づくりにつなげていきたいと思いました。
次に位置エネルギーを使い分けることについてです。近くに行けば行くほど子どもは緊張しますが、距離が遠いと位置エネルギーが届きにくいため、集中しにくくなってしまいます。そのため、無気力の子どもたちのエンジンをかけるためにも黒板の前だけでなく、机間指導して近くまで行ったり、距離の遠い子どもたちには視線を送ったりするなど、教師が立ち位置を工夫して位置エネルギーを使い分けることが大切であると学びました。
最後に、「やる気」のパターン15選の一つである「実際に体を動かしたとき」についてです。多動型の子どもたちは体育の授業が一番落ち着くように授業内で実際に体を動かすことによってやる気を引き出すことにつながると学びました。そのため、体育の授業だけでなく、算数の授業では問題が解けた子どもはノートを見せにきたり仲間と交流したり、道徳の授業では選択肢をつくり、ある考えを選択した子どもを立たせ、順番に発表させたりするなど、合法的に動かすことが大切だと学ぶことができました。私自身も様々な授業の中で実際に体を動かすことができる場面を取り入れて授業をつくっていきたいと思いました。
渡辺先生の講話の中には「やる気の火は焚き火と同じ。先生が風を吹かせる。」という御言葉がありました。今回紹介していただいたようにやる気のパターンは複数ありますが、子どもたちは一人ひとり違う子どもであるため、全員違う言葉でほめたり、やる気の引き出し方を工夫したりと一人ひとりの特性を理解して一人ひとりに合った声をかけることが大切だと強く感じました。
このように、学級はじめには学級で目的地を確認し、子どもたち一人ひとりの特性や良さを理解して子どもたち一人ひとりに合ったやる気の引き出し方、声の掛け方を大切にしたり、位置エネルギーを使い分けたりして一人ひとりの成長につなげられる学級をつくりたいと思います。今回も貴重な学びの機会をつくってくださりありがとうございました。(松野)