研究室日記

4月18日第2期ゼミ記録(百瀬)

公開日
2016/04/23
更新日
2016/04/23

学生の学び

 4月18日に2期生第2回目のゼミが行われました。

 第1回目に1人1人卒業論文のテーマについて発表し合いました。そのテーマに触れた内容について研究した発表が今回から始まりました。今回の発表者は古川さんと江口さんでした。

 古川さんはICT授業について考える以前にということで、『授業の原則十か条』について発表していました。十か条には指示の意味付け、指示を1つにする、所時物与える、内容の細分化などがありました。これらをわかりやすい事例を用いて発表されていて、その場面を想像して考えることができました。

 十か条はどれも基本的なことであるが実際に1人の教師が実践できているのは果たしていくつだろうか?と聞いていて思いました。しかし、これらを教師としての技術としてきちんと身につけたいと思いました。大切なことを改めて再確認できた気がします。

 江口さんは『いじめはどの子どもにも起こる』という題でいじめに関することを発表していました。今回は未然に防ぐ方法として、「居場所づくり」「絆づくり」が大切だと言っていて、居場所は先生がつくるものであるが、絆は子どもがつくるものであることを言っていました。子どもたちのストレスと感じる原因の第2位に競争意識が挙がることは初めての気づきで、教員になる上で頭において子どもと接しようと思いました。

 最後に、玉置先生のお話コーナーがありました。ここでは、古川さんの授業の原則十か条の内、1条 趣意説明の原則、2条 一時に一事の原則について実際に私たちが教師になったとしてどのように指示を出すのか考えました。

 1条については、「ゴミを拾いなさい」と言うのではなく「きれいにするためにゴミを拾いなさい」と理由づけをすることに加えて、「きれいにするためにゴミを1人5個拾いなさい」と数字など明確にしていくと子どもにもわかりやすくなるというテクニックを教えて頂きました。

 2条については先生が言う悪い例を元に、どうするのがよいかを考えていきました。
どちらも実際に想定して考えることで、少しの気遣いが子どもたちへのわかりやすさに繋がることを感じました。

 他者の発表を聞くことで、知れて良かった!と思う情報がたくさんありました。発表や話し合いから学ぶことはどれも現場で生かされていくようなことばかりであると思いました。これからもみんなの発表や意見から学びたいと思ったし、もっと知識や技術を身につけたいと思いました。これからのゼミも学びが多いものとなっていくと思いました。(百瀬)

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