7月4日第2期生ゼミでの発表(江口)
- 公開日
- 2016/07/20
- 更新日
- 2016/07/20
学生の学び
私は、前回の発表の時に、焦点を絞って研究をした方がいいという意見が多く出たため、いじめが起きる前に防ぐ対策について研究することに決めました。
今回は、「いじめによる自死をなくしたい」という近藤庄一さん、安達昇さんの本を読みました。まず、自殺ではなく自死と使っているのは、自分自身を殺したくて亡くなっているのではなく、死ぬことしかもう考えられず追い込まれて自ら死んでいくという意味だそうです。誰もが、この世の中で生きていきたいにも関わらず、いじめを受け、誰にも助けを呼ぶこともできないまま亡くなっていく人がいると思うと悲しいとしか言えません。そんな人たちが、1人でも少なくなるために私は、いじめ自体を起こさせない対策を考えていきたいです。
日本には、全国統一のいじめ対策プログラムや、発達段階に応じた予防教育がまだないため、世界のプログラムを見ていきました。やはり、自ら幸福だと思えている北欧は、対策がしっかりなされていました。フィンランドでは、いじめの傍観者に重きを置いていました。デンマークでは、小さい時からいじめを起こさない教育がなされていました。
世界から日本を見てみるとまだまだ対策がなされていないことがわかりました。日本では、秘密主義になりがちです。ことを小さく済まそうとして、裏目に出てしまうことがあります。多忙な仕事である教師だからこそもっと連携し合うことが大切だと思いました。また、大人だけでなく、子どもたちもいじめ防止に参加することで意欲が高まり、減少にむかうと思いました。
今回の発表で、いじめには、道徳が大切だと分かりました。いじめについての道徳の授業がどのようになされているのか、見ていきたいです。(江口)