7月4日第2期生ゼミでの発表(白井)
- 公開日
- 2016/07/20
- 更新日
- 2016/07/20
学生の学び
7月4日のゼミは、発表の担当の日でした。
今回は、佐藤学さんが書かれた『学校を改革する 学びの共同体の構想と実践』という本をもとに、発表をさせていただきました。「学びの共同体とはどういうものか」というのが、とても詳しく書かれていました。そんな本から今回は、主に3つのことについて発表をしました。
1つ目に、今まで2回の発表から学んだことを生かし、1回目の発表で紹介させていただいた学びの共同体のヴィジョンと3つ哲学について、もう一度学び直したことについての発表をしました。
2つ目は、教え合う関係と学び合う関係との違いについてを発表しました。教え合う関係は、教える側が教わる側の上に立つ関係のことで、「お節介の関係」と表されています。反対に、学び合う関係は、分からない子どもの「ねぇ、ここどうするの?」から学びが始まる関係のことで、「さりげない優しさ」と表されています。私は、学び合いの授業では、前者にならないようにしていく必要があると学びました。
3つ目は、発展から基礎を学ぶ学習もあるという発表をしました。学びの共同体は、1つの授業の中で、教科書レベルの基礎の課題と教科書から発展したジャンプの課題を提示することをすすめています。その学習の中では、基礎がわからない子がジャンプの課題を学んでいるうちに、「これはこういうことだったのか」と基礎の問題が分かるようになる事例があるという話でした。順番に基礎から学ぶのが当たり前だと思っていた私は、とても驚きでした。そして、子どもたちの学び方を狭めないようにするためにも、ジャンプの課題の重要性を感じました。
最後に、今回の発表でもゼミの中で、質問をたくさんもらうことができ、もっと学び合いについて深く調べていきたいなと思いました。これからもゼミの中で、互いの研究を深め合うことを続けていきたいと思いました。(白井)