研究室日記

10月17日2期生ゼミ記録〜牧野さん〜(吉田)

公開日
2017/10/25
更新日
2017/10/25

学生の学び

 
 こんにちは。今日は2期生ゼミが3限目と4限目の2時間連続でありました。今から4限目のはじめの授業者牧野さんの授業記録を書いていきます。


 授業単元【ごんぎつね】設定学年【小学校4年生】
 
 授業は、ごんぎつねの初回の授業で、ごんぎつねの読み物に入る前の導入部分でした。牧野さんらしい元気でテンポの良い授業でした。元気が良く、こんな先生見たことあると感じるシーンばかりでした。はきはき明確な問いかけは、とても見習いたい部分であると感じました。約20分の授業後、ゼミ生で良いところや今後の課題を話し合いました。今回はその中でも、ごんぎつんねに限ったことではない「国語科読み物資料のゴール」について主な議題に上がりました。

 牧野さんの授業では、教科書に記載されている読む際のポイントを、読む前にしっかりと押さえていくスタイルの授業でした。今回は授業内で、どのようなことに着目して読んでいけば良いのか、教師がしっかりと道筋を立てていると感じる授業であったと思います。しかし、授業評価の時間で議題に上がったのは、その部分でした。

 1つ目の意見として、純粋に小学校4年生に「感じ方の違いを知る」ということを意識させて読み物をさせることには、少々無理があるのではないかという意見がありました。また、今回は特に初回の授業であるので、子どもたちに「今日も授業に参加できる!」という思いを持たせなくてはならないという指導を玉置先生よりいただきました。
 2つ目は、物語を読むときのポイントを示しすぎなのではないかという意見が出ました。教師が全て「○○に注意しよう。」「○○をやろう。」などと指示をするのではなく、「物語を読むときのポイントって何だったかな?」と子どもたちに問いかけることで、子ども主体の子どもたちで作りあげる授業になると感じました。


 今日の授業を通して、牧野さんが「物語を通して何かを感じてほしい」と国語科の授業観について話していました。今まで深く考えたことはありませんでしたが、国語科のゴールっていったいどこなのだろうと思いました。出口はどこで、どうすれば国語の授業は成功したと言えるのでしょうか。今日の評価の時間ではその答えははっきりと出ませんでした。国語は専門教科ではありませんが、教師になった際確実に授業をすることになります。今日の授業を通して、自分はどのような思いで国語の授業を受けていたのだろうかと考えました。明確な答えは出ていませんが、物語を学ぶ際に「今日もごんぎつね、明日もごんぎつね、あさってもごんぎつね。」と子どもたちが感じることの無いような授業を目指していきたいです。牧野さん授業お疲れさまでした。(吉田)

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