研究室日記

1月17日 一宮市立西成東小学校での玉置先生の講演からの学び(尾崎)

公開日
2025/01/20
更新日
2025/01/20

学生の学び

  • 玉置流うまい_授業のつくり方を_聴いて(尾崎).png

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 こんにちは!10期生の尾崎勇吾です。今回は1月17日に一宮市立西成東小学校にて行われた学校訪問、玉置先生の講演に参加して学んだことを2つに分けて記事にしていきます。この日は午前の1時間で2つの授業を観察し、午後に玉置先生の講演をお聞きしました。この記事では、午後に行われた玉置先生の講演で学んだことを書いていきます。


 今回の講演のテーマは「玉置流 うまい授業のつくり方」というものでした。講演の中にうまい授業、より良い授業をつくるための手立てがたくさん詰まっていました。その中で印象に残っている、今後特に大切であると感じたことが2つあります。


 1つ目は、脳のパフォーマンスを向上させるために必要なことは、入力<出力であるということです。これは玉置先生の大学の講義で聞いていたため認識はしていましたが、午前の授業観察と照らし合わせて改めてとても大切であると感じました。脳のパフォーマンスを向上させるためには、ただ話を聞くだけではなく、話したり、主体的な活動をする必要があるということでした。入力のみの授業になってしまうと、子どもが飽きてしまったり、教師のための授業になってしまうという話もありました。


 午前に見た2つの授業はどちらも子どもに積極的に発言を促したり、学級内で説明し合うようにしたりしていて、出力の回数がとても多いものでした。これにより多くの子どもが前を向いて授業に取り組むことが出来ており、学級内はとてもいい雰囲気でした。授業の中で出力の回数を増やすことは大切だと、改めて実感することが出来ました。


 2つ目は、授業が大成功したら子どもはどんなことを言うか、書くかを考えるということです。授業をしていく中で、その授業のゴールやめあては必ず存在します。そのゴールやめあてに向かって授業を進めていくのですが、途中で教師自身がそれを見失ってしまうことがあるのではないかと考えていました。実際に教育実習の際にも、めあてにうまく辿り着けないと感じたことがありました。そんな時、授業が上手くいったときの子どもの反応を考えておくことで、路線から外れない良い授業ができるということでした。


 うまくいったときの子どもの反応をあらかじめ考えておくことで、考えていた通りの反応をした子どもがいた時に価値づけることができるし、さらに深めるために子どもに返してもう一度考えさせることもできます。また、逆にイマイチ考えていた反応が出なかった場合にも、近づけるための支援ができると思いました。子どもがしっかりめあてにたどり着けるような良い授業をするためには、とても大切なことだと感じました。


 今回の講演では、ここに書いただけではなく、授業をするうえで大切なことをいくつも学びました。教えて頂いたことを自分の中にしっかり落とし込み、今後に生かしていきます。(尾崎)