研究室日記

第6回教師力アップセミナー(鳴川哲也先生)での学び(古川・森山・齋木)

公開日
2025/02/06
更新日
2025/02/06

学生の学び

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 こんにちは!9期生の古川航太郎です。今回は1月25日に行われた、第6回教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回の講師は、福島大学准教授として活躍されており、理科教育の第一人者である鳴川哲也先生が登壇されました。「愉しい理科の授業づくり」を演題に、愉しさを

1.対象が自然の事物・現象

2.問題解決

3.問題を科学的に解決する

4.見方・考え方を働かせる

5.問題解決 タテ軸 ヨコ軸

の5つに分けて解説していただきました。


 特に、私は「問題解決」で話されていた「知識の更新」という言葉が印象的です。知らないこと・分からないことがあるからこそ疑問を持つことができる。知れば知るほど分からないことがまた増える・見つかるこれが愉しいんだと講義を聞いて強く共感しました。子どもの疑問に先生がすぐ答えをいうのではなく、子どもが問題解決するまでの時間を待てる存在でありたいと感じました。また、キャリア教育を行う上でどんな教師になりたいのかを教師も聞かれていると学んだ。「どんな教師になりたいのか」常にバージョンアップさせながら問い続けていきたい。今回の講演も学びになることばかりでした。残りわずかな大学生活も悔いを残さないようにしたい。(古川)



 こんにちは!10期生の森山です。今回は、第6回教師力アップセミナーでの学びを記事に書かせていただきます。今回のセミナーでは、理科教育の第一人者である鳴川哲也先生にご講演いただきました。鳴川先生のお話から、他の教科にはない特質が理科には沢山あり、それがとても愉しいということを感じました。


 その一つとして、学習する対象があります。多くの教科の学習する対象は、人がこれまでつくったものであり、自分たちの仕組みで変えることができます。しかし、理科の学習する対象は、自然の事物や現象です。これは受け入れるしかないもので、自分たちがどう向き合っていくか考えていくことが理科の特質であると教えていただきました。コントロールできないことも愉しさであり、問題解決をしていくプロセスが大切だと学びました。


 また、鳴川先生のお話から「見方・考え方を働かせる」ことが大切だと思いました。見方・考え方は物事を捉える視点や考え方です。これは一度身につけたら変わることはなく一生使えるものです。教師はこれから社会を生きていく子どもたちに見方・考え方を教えていくことがとても大切であると感じました。日常にある些細なことでも見方・考え方は沢山できることを教えていただきました。教師がいなくても学んでいくことができる子どもたちを育てるために、そして子どもたちの人生を豊かにするために見方・考え方を意識的に働かせていきたいと思いました。


 私はこれまで理科教育について深く学ぶ機会がなかったため、鳴川先生のご講演はとても貴重であり、多くの学びをさせていただきました。まずはこれから、見方・考え方を意識的に働かせていこうと思いました。また、知らない世界が広がっていることに気づく愉しさを子どもたちが感じられるような授業や声かけをしたいと思いました。今回も貴重な学びの機会をありがとうございました!(森山)


 こんにちは!10期生の齋木です。1月22日に第6回教師力アップセミナーが行われ、福島大学の准教授で、理科教育に携わっておられる鳴川哲也さんにお越し頂きました。今回は鳴川先生からの学びを記事として書かせていただきます。


 鳴川先生からは理科教育の愉しさを5つの点で学ばせていただきました。その中でも私は、「問題解決」が印象に残りました。問題解決は1つの愉しさであると学びました。この問題解決はある問題に直面し、それを児童・生徒らが主体的に解決しようとし、その理解から喜びを感じるというものです。また、光っている部分が「知」であり、隠れている部分が未知の部分であると言われました。その未知の部分である、知らないことがあることに気づくことで、価値を見出すとのこと。そして、「知識が多いほど、わからないことはおこりやすく、わからないことはふえる」という領域の図は、とても納得できました。


 この「わからないことをわかろうとする」というお話から、中学校の教育実習を思い出しました。実習の担当の先生が、「子どもが『なぜ』と疑問を持つような授業が理想である」と仰っておられました。子どもが教師の説明を聞いているだけでは、現在の教育で重要視されている、子ども主体の授業が達成されない。そのために、子どもが勉強に対して、疑問を持ち、「解決しよう」と思わせるよう促すことが、教師の重要な役割の一つです。将来、教師を目指すにあたり、子どもの疑問を持たせるような授業の工夫をしていこうと思います。


 最後に、鳴川先生は、「キャリア形成」に関しては、児童・生徒らが問われるのではなく、児童・生徒らが、先生に尋ねることもあるため、教師にも向けられていることもわかりました。教師になったときは、教師になって夢の実現の達成ではなく、どんな教師を目指すか、話せるように考えていきたいと思います。理科教育の愉しさについてたくさん学び得ることができました。貴重な機会を頂き、ありがとうございました。今回の学びを教師となった時、生かしていこうと思います。ありがとうございました。(齋木)