研究室日記

第1回教師力アップセミナー赤坂先生からの学び(石川・尾崎)

公開日
2025/05/26
更新日
2025/05/18

学生の学び

皆さんこんにちは!

玉置ゼミ10期生の石川百音です!

 今回は、第一回教師力アップセミナー・赤坂真二先生の公演からの学びを記事に書かせていただきます。

 4年生になり、教員採用試験間近の私にとって、今回の赤坂真二先生のセミナーはとても大きな学びの機会となりました。また、卒業論文を書くのに、赤坂先生の本を参考にさせていただいているため、実際に先生にお会いできて本当に嬉しかったです。


 赤坂先生のご講演から強く感じたのは、「子ども理解の深さ」と「愛情をもって教室に立つ姿勢」です。ただ学級経営の理論を語るのではなく、先生ご自身が実践されてきたこと、子どもたちと向き合う中で培われた実感があふれており、一言一言が胸に響きました。

 また、先生の巧みな話し方や自然と周囲を巻き込む語り口から、講演内容以上の多くの学びを得ることができました。教師として、話し方や雰囲気づくりの大切さを改めて感じました。


 今回の内容のキーワードは「ウェルビーイング」。

 子どもも先生も幸せに包まれる教室をどう作るか、その中心には「良い人間関係」があると学びました。特に印象に残ったのは、職員室や学校全体の「求心力」を遠心力とのバランスに考慮しながら意識し、組織としての良いコミュニティをつくる重要性です。

 バラバラになりやすい現代社会だからこそ、つながりを大切にする学級経営が必要なのだと気づきました。


 私が今後教師として実践していきたいのは、

① 子ども一人ひとりの思いに耳を傾けること

② 子ども同士、先生同士の関係づくりを大切にすること

③ 教室の中で子どもたちが安心して挑戦できる環境を整えること

です。


 最後に、このような貴重な学びの場を用意してくださった赤坂先生、そして玉置先生に心から感謝です!

 この経験を胸に刻み、これからの学びや実践にしっかりと活かしていきたいです。(石川)



こんにちは!10期生の尾﨑勇吾です。

今回は5月10日に行われた、第1回教師力アップセミナーで学んだことについて記事にしていきます。

この日は赤坂真二先生から「The 学級経営〜子どもも先生も幸せに包まれる教室をつくるために〜」という内容でお話をして頂きました。赤坂先生は学級経営の第一人者とされる方で、お話の中からとても良い学びを得ることが出来ました。今回のお話の中で、特にすぐに学級経営に生かせると思ったことは、子どもの共同体感覚を高める」ということです。子どもが学校という場所で「楽しい!」と思える充実した毎日をすごすためには、共同体感覚を高めるということがすごく大切だと学びました。もちろん、教育実習やその他の機会で同じようなことを感じることはありましたが、具体的にどのような手立てをしていけば良いのかというのを完全に掴むことは出来ていませんでした。しかし、赤坂先生は共同体感覚を大きく、①他者信頼②自己受容③他者貢献の3つに分けて具体化してくださりました。児童の幸福感認知の45%が友達、85%が他者というお話もあったように、特に①と②は共同体感覚を高めるために大切なものなのだと感じました。

また、教師の受容的で公正な指導が子どもの充実感を高めるというお話も刺激となりました。当たり前のように感じるこのことも、意外と見落としていたりするのかなと考える機会にもなりました。頭ではわかっていても、様々な要因で子どもに淡々とした対応をしてしまうこともあるかもしれないし、子どもを不公平に指導してしまうこともあるかもしれません。しかし、子どもの充実度を一番に考えたとき、それは絶対に良くないのだと改めて考えました。

教室に幸せ、笑顔が溢れる充実した学級をつくっていくために、今日のお話は必要不可欠だと思いました。今日のお話をしっかりと吸収して、残りの大学生活や現場に出たときに活かしていきます。

また、とても刺激のあるお話をして頂いた赤坂先生、今回もこのような貴重な機会を作って頂いた玉置先生、運営委員の先生方、本当にありがとうございました。(尾﨑)