研究室日記

第2回教師力アップセミナーでの学び(齋木、間宮、道下)

公開日
2025/09/03
更新日
2025/09/03

学生の学び

こんにちは!10期生の齋木です。先日、渡辺道治先生にお越し頂き、「学校づくりや授業づくりの基本」をテーマにご講演をしていただきました。

今回は、その学びを記事に書かせていただきます。私は、特に「教師に必要なこと」・「学級開きの極意」の2点が心に残りました。


最初に、「教師に必要なこと」についてです。教師は見られる仕事、話す仕事でもあるため、声・目線・立ち姿が必要であることが分かりました。その中でも、声・目線について詳しく知ることができました。

まず、声です。声には、音量・音程・音質の3つが重要になるそうです。音量では、教室の後ろの席にも聞こえるように、75㏈以上。褒めるときは、声を高くする。というポイントを知りました。私も、これから、褒めるときは、高くして、子どもが喜んでくれるように意識しようと思います。

そして、目線です。子どもは、先生と目線が合うと安心感が生まれることが分かりました。また、距離が離れていると、心の距離も離れてしまうため、クラスでは、後ろの子にも目線を送るようにしたいと思いました。そして、目線には、「レーザービーム」とも言われています。例えば、授業中に他事をしている子がいたら目で訴え、変化があれば頷いたりと工夫も知れました。一回一回、注意していては、授業も進まないと思うため、目線で送ることも、教師となった時に使いたいと思います。


次に、学級開きの極意についてです。昨年、教育実習に行きましたが、現場の先生方が作り上げたものなので、私は、学級経営には自信がなく、参考になりました。まず、学級開きとは何かについて知ることができました。それは、分からない状態からスタートするということです。そのため、目的・やる意味・方法を考えていくことが大切であることが分かりました。学級開きでは、子どもたちは、1年生になりたてだったり、話したことない子が隣にいたりと混乱してしまいます。そのため、教師が、先程の3つを共に決めていき、目標を達成するには、どのような行動が求められるかを共に考えていくことが重要であることに気付くことができました。私が、教師となった時は、この方法を生かして、子どもたちが混乱しないよう学級を進めていきたいと思います。



今回も、教師にとって必要なことをたくさん学ぶことができました。ありがとうございました。特に、話し方に関しては、来月の面接試験にも生かせると思うため、今からでも意識して練習していこうと思います。今回も貴重な機会を頂きありがとうございました!(齋木)





 こんにちは!10期生の間宮です。
第2回教師力アップセミナーでの学びを記事にしたいと思います。


 今回は、渡辺道治先生によるご講演でした。渡辺先生オリジナルの「お品書き」から、今回はどのお話が選ばれるんだろうと、とてもわくわくしながら参加させていただきました。講演の中で、特に印象に残っている学びが2点あります。


 1点目は、教師は声や目線を使いこなす力が必要であることです。私は現在インターンで小学校に行かせていただいていますが、子どもを価値付けるときに、 自分の言葉がその子にしっかり届いたかなと感じるときがあります。そんなとき、声の音程を高くして跳ね上がるようにしたり、目を大きく動かしたりすることによって、同じ言葉でもより子どもに伝わりやすくなると学びました。子どもに自分の思いが伝わるように声や目線を使うこと、次回のインターンでさっそく実践してみようと思います!


 2点目は、なぜやるのかという理由を繰り返しこどもに伝えていくことです。教師は「〇〇しましょう」と言いますが、子どもたちがなぜそれをするのか理解しているか、していないかで〇〇の価値が大きく変わると思います。学級開きで「なぜ学校に来て学ぶのか」と問いかけたり、学級開き以外でも何かに取り組む際には理由を伝えたりすることが大切だと学びました。そうすることで、主体性や目的意識も自然と生まれてくると思います。なんとなくやらせるのではなく、それをやるのには理由があるんだと子どもに伝えることも、教師の重要な役割だと感じました。


 渡辺先生のお話に引き込まれた、あっという間の2時間でした。「お品書き」の中にはまだまだお聴きしたいお話ばかりで、また渡辺先生のご講演に参加させていただける日を楽しみにしています!今回も貴重な学びの機会をいただき、ありがとうございました。(間宮)

こんにちは。10期生の道下です。今回は、渡辺道治先生による第二回教師力アップセミナーでの学びを記事にします。多くの学びがありましたが2点に絞って記述します。

 

【声・目線・立ち姿】

 まず、声については音量・音程・音質が大切だと学びました。以前ゼミでも「言葉は届けるもの」であり、大きすぎる声は授業の質を落とすことなど教師の声について確認していました。今回のセミナーでは、一番後ろの席まで聞こえるはっきりとした声、聞く人が明るい人だと印象を持つような音程、言葉がすらすらと詰まらずに出てきて聞く人が心地よく感じる音質という声を細かく3つに分けて磨いていくことができると知りました。音程を意識すると同じ内容を話していても説得力が変わったり、褒めるときの声が明るいと子どもに気持ちが届きやすくなったりするなど、声の重要性を再確認しました。


 次に、目線です。目線はコントロール・スピード・キレが鍵になります。学級に30人いたとしても、目線を意識することで子どもが「先生と目が合った」「先生は気にかけてくれている」と感じて子どもの授業への積極性にも関わってくることを学びました。


 最後に、立ち姿です。立ち姿は姿勢・服装・位置が重要です。特に、位置については子どもに言葉をかけずとも、近くに教師が行くことで子どもに「見られている」意識が生まれます。他事をしてしまう子どもや、課題への取り組みが遅れてしまう子どものそばにそっといくだけで指導が完了してしまうなんて、教師の位置の重要性が分かりました。

 以上3点から、渡辺先生が「子どもたちの前で話す」教師だからこそ徹底されていたことを学び、自分も意識して磨いていきたいと思いました。

 

【学級びらき】

 渡辺先生は、学級びらきをイラストを用いて説明してくださいました。「今日からこの学級で一年間学びます」と集められた子どもたちは学級で何を目指すか、なぜやるのか、どうやるのか分かっていません。渡辺先生の示されたサッカーの例を使うと、サッカーゴールを前に立つ子どもたちに、ルールやスポーツの楽しさ、目指すゴールを伝えて共通の意識を持たせます。私は、教師が一方的に「〇〇な学級にしたい」と考えていても、達成することは難しく、いかに学級全体が共通認識をもちそして「なぜやるのか」を理解して画級として同じ方向に向かっていくことが重要だと理解しました。子ども目線に立つと、教師の説明不足に気づかされると改めて痛感しました。

 

 以上の2点が特に印象に残った、来年度4月から実践していきたい学びです。渡辺先生のセミナーは2時間があっという間でした。1点目の声・目線・立ち姿は教員採用試験の面接練習や本番でも意識したいと思います。今回もこのような貴重な機会をいただき、ありがとうございました。(道下)