i-モラル日記

国語に関する世論調査「インターネットと言葉」

公開日
2009/09/24
更新日
2009/09/17

お役立ち情報

 文化庁が9月に「国語に関する世論調査」を発表しました。今回は、その中から「インターネットと言葉」に関する項目を紹介します。

<問> メール以外に,インターネットを利用することがあるか?

<分析>
— 全体では55%。20代と30代では9割前後,16〜19歳では全数近くが利用している —

 パソコンや携帯電話などを通して,メール以外に,インターネットを利用することがあるかを尋ねた(選択肢の中から一つ回答)。結果は以下のとおり。
 「よく利用している」「時々利用している」「利用したことがある」をそれぞれ選択した人の割合を合わせた「利用している(計)」は55.0%であった。年齢別に見ると,16〜19歳では98.6%が利用しており,20代と30代は9割前後,40代では8割強である。
 一方,60歳以上では,「利用したことがない」と答えた人が8割弱となっており,年齢によって,回答が大きく違う結果となっている。

<問> どのようにインターネットを利用するか?

<分析>
—「買い物をしたり,オークションに参加したりする」がトップ —

〔全体・年齢別〕
 問16の「利用している(計)」の人たちを対象に,どのようにインターネットを利用するかを尋ねた(当てはまるものはすべて選択)。結果は以下のとおり。
 「買い物をしたり,オークションに参加したりする」(47.6%),「官公庁や企業のホームページやブログを利用する」(46.1%)を選択した人の割合が高く「一般個人のホームページやブログを利用する」(37.2%),「芸能人や文化人等のホームページやブログを利用する」(24.2%),「ホームページやブログを公開する」(19.7%)が続いている。

<問> 匿名性の高い電子掲示板などでの言葉の使い方の問題点について

<分析>
— 利用者の5割台半ばが「攻撃的できつい言葉が多い」を選択 —

〔全体〕
 「匿名性の高い掲示板などを利用する」を選択した人(8.1%)に,インターネット上の匿名性の高い掲示版の書き込みなどでの言葉の使い方について,問題を感じることがないかを尋ねた(当てはまるものはすべて選択)。結果は以下のとおり。
 「攻撃的できつい言葉が多い」(56.3%),「若者言葉や俗語,流行語などが多い」(42.5%)を選択した人の割合が高く,「誤字・脱字や文章の間違いが多い」(25.3%),「特に問題を感じることはない」(23.0%)が続いている。

以上です。