【西三東(岡崎市・幸田町)地域「地域のつどい」を開催しました!】
- 公開日
- 2009/12/01
- 更新日
- 2009/11/30
県教委
11月17日(火)に幸田町民会館あじさいホールで、本年度は「情報モラルを高める地域協働事業」として「地域のつどい」が開催されました。当日はあいにくの雨で肌寒い日でしたが、地域の小学校・中学校・高等学校の先生方やたくさんの保護者方に参加していただきました。
はじめに、愛知工業大学情報科学部教授の阿部圭一先生から、「携帯電話から覗くインターネットの闇」というタイトルの教育講演がありました。「ケータイでできることは次のどれでしょう?」という問いかけからはじまり、ケータイをめぐるトラブルや問題は年々種類が増加し、「ゲリラ化」しているという指摘がありました。また、実際に小中高生のケータイからのアクセス御三家(モバゲー、ふみコミュ、前略プロフィール)の紹介があり、会場のみなさんは食い入るように見入っていました。さらに先生は、「学校としての対応」、「生徒さんへ」、「保護者の方へ」とそれぞれの立場で必要なことをまとめ、大人たちが考えるルールを押しつけてもうまくいかないのではないか、子どもたち自身にルールを決めさせる授業等ができないか、という提言をされました。その後、情報セキュリティ対策DVD「アクセスの代償」を全員で視聴しました。
次に、県外視察報告がありました。岡崎市立竜南中学校河合和広先生と幸田町立南部中学校山本弘文先生からは「岐阜県池田町立池田中学校の情報モラル教育」について、県立岡崎聾学校古澤茂全先生からは「三重県の学校非公式サイト対策推進事業」についての報告がありました。特に、池田中学校の取組では、小学校と中学校の連携、朝の会や帰りの会の15分間を利用した継続的な情報モラル教育の実践、校長先生と生徒会役員が昼食をともにして語り合うランチミーティングの中でつくった「携帯電話の使用のルール」など、参考になる事例がたくさん報告されました。
最後に、小学校、中学校、高等学校の代表の先生方から情報交換として学校や生徒の現状等の報告があり、阿部先生から指導・助言をいただきました。
予定の3時間があっという間に過ぎてしまうほど、とても充実した内容でした。
また会場には、生徒の最優秀ポスターも披露されていました。(各学校に配付されます。)