i-モラル日記

【県立大府東高等学校】情報モラル向上に関する取組について

公開日
2009/12/16
更新日
2009/12/11

愛知1200校の取り組み

 平成21年9月8日(火)、9日(水)の両日におこなわれた本校文化祭において、『ネット社会の落とし穴』と題して、サイバー犯罪に対する注意の喚起を促す展示をし
ました。「高校生のための学校安全総合セミナー」に参加した生徒によるイラストを交えた展示物で、以下のことをねらいとして行いました。

(1)サイバー犯罪を防ぐために有効であると思われる端的なキーフレーズを紹介する。
●「その書き込みで、きみは加害者」、「ネット上で迷惑をかけない」
 気楽に書き込んだ個人情報はインターネット上では消えずに残る。何気ないクリックが「加害者」になる瞬間です。
●「ネット上で解決しない」、「大人に相談」
 ネット上のトラブルは、ネット上で自分で解決しようとするとどんどん泥沼にはまっていくので、大人に相談しよう。一人で解決しようとすると、抜け出せなくなってしまう。叱られてもいいから、大人に相談!
●「簡単に信用しない」
 ネット社会の、匿名性、無痕跡性、場所的無限性を理解すれば、簡単にネット上の情報、取り引きなど簡単に信用するべきではない。
・匿名性:ハンドルネームの使用により、嘘をついたり、他人になりすますことは簡単である。
・無痕跡性:証拠が残らないことが多い。
・場所的無限性:県境、国境もなく、手の届かないところで犯罪が起きてしまう。

(2)サイバー犯罪防止の具体策と援助機関の紹介をする。
●サイバー犯罪にあわないために、「見ない」、「クリックしない」、「書きこまない」、「会わない」を心がける、具体的なキャッチフレーズを訴える。
●消費生活センター、迷惑メール相談センター、都道府県警察サイバー犯罪防止相談窓口、(財団法人)日本産業協会等の紹介をする。

 展示を通し、サイバースペースにおいて、「簡単につながる」ことは、「簡単に危険にさらされる」ことであるということを訴えることができました。また、サイバー犯罪の防止策、解決策のための具体案と、その助けとなる機関を示すことができました。展示を見た人からのフィードバックの手段を考えることが今後の課題です。