i-モラル日記

【豊田・野見小】「情報というものの見直しから始めよう」という共通認識の下、情報モラル教育を推進しています

公開日
2009/12/22
更新日
2009/12/21

愛知1200校の取り組み

 豊田市立野見小学校では、「情報というものの見直しから始めよう」という共通認識の下、情報モラル教育を推進している。
 情報を交換し合うとき、目の前に生身の人間がいるのといないのでは、状況はまるで違う。昨今巷で問題になっているネットを中心とした犯罪や被害(小学生の場合は、メールが主なものとなる)
に対するモラル教育は当然必要であるが、それ以前にすべきことがあるという判断から、以下の視点でモラル教育を実践している。
 人と直接コミュニケートするときに、私たちが感じ取っているものとして、「言葉」以外に1.相手の話し方、2.相手の表情、3.相手の態度などがあることに着目させた。私たちは観察と想像力を働かせて、円滑な人間関係を築こうとしていることをとらえさせるためである。
 反面、メール・掲示板・チャット等では、目の前に相手が存在しないから、言葉や映像だけが一人歩きを始め、バーチャルな人間関係を生み出す要因になる。そのギャップの中で、人間不信やいざこざが発生する、というメカニズムを分かりやすく指導した。
 大切なことは、相手が目の前にいてもいなくても、想像力を働かせて思いやる心をもつことである、ということを今後も地道に教えていきたい。