【知立・知立南小】わるくちのらくがきは、だめ
- 公開日
- 2010/07/27
- 更新日
- 2010/07/27
愛知1200校の取り組み
小学校では、情報モラルやマナーの学習は、高学年中心に組まれていることが多い。しかし、自分の思いを発表する方法や気配りについて学習していく機会は、低学年からでも必要である。
小学1年生では、今のところインターネットで掲示板を見たり、書き込んだりする児童は、ほとんどいない。しかし、匿名での誹謗中傷は、悪いことだと理解することは大切なことである。そこで、今回、「さるおのらくがき」(友だちの悪口を壁にらくがきしたこと)という教材を使って、落書きによる他人の誹謗中傷について話し合う授業を行った。
授業では、「悪口は、本人だけでなく、見た人もいやな思いをする。」とか、「知らない人まで、その悪口を信じてしまうかもしれない。」など、活発に意見が出て、全員が、「みんなが見るような所に、人の悪口を書いては、だめ。」という意見に納得していた。
落書きといえば、それ自体が悪いことであるが、不特定多数の者が目にする点や匿名での書き込みが可能という点では、掲示板の利用やメールでの発信と共通性がある。授業を通じて、無責任な情報発信をすることは、人をたくさん傷つけてしまうということを十分学習できたのではないだろうか。