【豊田・東山小】「見知らぬ人からの電話」
- 公開日
- 2010/09/09
- 更新日
- 2010/09/09
愛知1200校の取り組み
豊田市立東山小学校は、放課後児童クラブを利用する家庭が多く、1・2・3年生までは、授業が終了した後も学校に残り、保護者の迎えを待っている。ところが。4年生に進級すると、クラブの対象外となってしまうため、授業後は子どもだけで留守番をしなくてはならない。
しかし、そうした子どもたちの多くは、子どもだけで留守番をした経験が少なく、家にかかってくる電話や、見知らぬ来訪者の応対に不慣れなことが多い。そこを悪意のある第三者につけこまれ、知らず知らずのうちに個人情報を漏らしてしまう危険性が高い時期でもある。そこで、半年後にそうした環境に置かれることが予想される3年生児童を対象に、「個人情報にはどんな種類があるか。」「訪問者などへの安全な対応」「自宅にかかってきた電話に適切に対処する方法」を授業で取り上げ、指導した。
まず、個人情報に関しては、「電話番号や住所をむやみに教えてはいけない。」ことを知っている子どもがほとんどだったが、「友だちの名前」や「所属学級」「担任名」などについては、それが個人情報であるという認識をもっている子は少なかった。
また、見知らぬ人からの電話に応対するロールプレイでは、極度な警戒心のため、相手に対して礼を失した言葉使いをする場面も多く見られた。そこで、相手に失礼のないように、個人情報を漏らさない断り方や適切な言葉遣いを、ロールプレイの中で実際に練習した。
以下は、授業後の感想である。
授業感想 3年A男
じょうずなことわり方がわかったから、いつかへんな電話がかかったとき、勉強したことをやくだてたいと思った。いろんな個人情報があると思った。