【春日井・春日井小】朗読劇による「うわさのメール」の授業
- 公開日
- 2010/10/01
- 更新日
- 2010/10/01
愛知1200校の取り組み
本校の5年児童に情報機器に関するアンケートを行ったところ、165人のうち「携帯電話を持っている」と答えた児童は約30%、家に「パソコンがある」と答えた児童は約60%であった。携帯電話とパソコンの主な使用目的は、電話やメールがほとんどであるが、インターネットの活用もしていることがわかった。そこで、携帯電話などの、メールを使う上での「起こりうる危険」につえ指導し、予防策を考えさせることにした。
資料として「道徳朗読劇の指導」から『うわさのメール』を使用した。
内容は、一つの発信メールがきっかけで、うわさに尾ひれがついてだんだん悪い方に変化していくという設定である。今回の主人公である、級友「かおり」に対する悪口メールを発信した「けい子」と、ターゲットにされた「かおり」の気持ちを考えさせながら授業を進めていった。携帯電話を持たない子ども達も、軽い気持ちやふざけ半分からメールを発信してしまった「けい子」や被害者側の「かおり」のつらい気持ちに共感する姿が見られた。
以下は授業後の児童の感想である。
・かおりさんに本当のこと(ふざけ半分)を告げて、きちんと謝る。
・携帯を持つ資格がないから、携帯を禁止する。
・これからは、そんなことをしないようにする。
・メールでは、陰口などが分からないから、相手はいやな気持ちになるんだと思った。
・メールで人の悪口を言ってはいけないと思った。
・やっぱりいじめや、ないしょ話、悪口メールなどはやめたほうがいい。