【一宮・千秋南小】情報発信のマナーやルールを考えよう
- 公開日
- 2010/10/08
- 更新日
- 2010/10/08
愛知1200校の取り組み
6月の子ども意識実態調査で、高学年児童の携帯電話の所有率が、学級の30パーセントにも及ぶという結果が出た。自分専用のコンピュータを持っている児童も同程度いて、携帯やパソコンで日常的にメールのやりとりをしている姿が浮かび上がった。また,6年生児童の中には、自分のブログを立ち上げ情報発信をしている者もいることもわかった。そこで,6年生児童に対して,ビデオ教材の「春野家ケータイ物語」の中から『責任ある情報発信』を使って指導した。情報発信の際には,著作権や肖像権など守るべきルールがあることを知らせ,情報を発信する際には責任が伴うことを理解させたいと考えた。
授業を振り返って次のような考察をした。
・情報発信には,ホームページ,ブログ,メール,プロフ,ツウィッターなど様々な手段があることを多くの児童が知っていた。しかし,本や雑誌等の写真や文章などにも著作権や肖像権があることは,ほとんどの児童は知らなかったことは意外であった。
・ドラマの中での問題となる情報発信については,ほとんど理解できた。しかし,悪い面ばかりに目がいきすぎてしまい,情報が簡単に発信できる手軽さや誰とでも情報交換できる便利さなどの有用性に気づかせられなかった。
・「こうすればよかった。」についての話し合いでは,多くの児童が参加し積極的な話し合いができた。家の外に育ててある「花」の写真公開について,「外に出してあるということは公開してもいい。」や,「見せようと思って外に出しているのではないから公開はいけない。」というような様々な意見が出た。
今後,6年生だけでなく,1年生からケータイの使用について学年に応じた指導をしていく計画である。