【豊橋・吉田方小】「著作物や肖像権を大切にする態度を培う授業実践」
- 公開日
- 2010/10/15
- 更新日
- 2010/10/15
愛知1200校の取り組み
子どもたちの日常を見ていると,自由帳に友達の顔をおもしろ半分で落書きをしたり,心ない悪口を書いたりすることがまれにありました。そこで2年生の児童を対象に,他の人が作った著作物や肖像権を大切にする態度を培う授業を実践しました。
本校のコンピュータ室にあるサーバには,「事例で学ぶNetモラル」の映像クリップが全て保存されており,40台の児童機からいつでも見られるようになっています。本時では,事例集の(C-09)を活用しました。コンピュータで描いた似顔絵に対し,あとから友達が勝手に落書きをしてしまい,落書きをされた子が泣き出してしまうというストーリーです。
映像クリップの視聴後,落書きをされた子の気持ちを問いかけると,「一生懸命に描いたのにすごく悲しかったと思う」,「せっかく描いた絵が台無しになって腹が立つ」など,活発な意見が出されました。また,「もしも自分の写真を勝手に撮られて,その写真に落書きをされたり悪口を書かれたりして,インターネットで公開されたらどんな気持ちになる?」と発問すると,「絶対に許せない」,「警察に言う」など,もはやいたずらではすまされず,犯罪になるということがわかったようです。わずか5分弱の映像クリップでしたが,子どもたちの心を揺さぶり,モラルに対する意識を高めさせることができました。
「事例で学ぶNetモラル」には,授業展開例やワークシートもついており,いつでもすぐに授業ができることがわかりました。折に触れて活用していきたいと感じました。