【蟹江・蟹江小】携帯電話の安全な利用とルール作り
- 公開日
- 2010/12/07
- 更新日
- 2010/12/07
愛知1200校の取り組み
4年生になると、児童の中には個々に携帯電話を持っている者が何人かいる。それは興味本位というよりも学習塾等で一人で行動しなくてはならないときのための、いわゆる護身用の通信機として、保護者が持たせているものであると思われる。しかし、使い方に慣れてくると、様々な機能を活用する児童も増えてくることから、その前の段階として、携帯電話の望ましい使い方や利用の仕方について、DVD「春野家ケータイ物語」を利用して、指導することにした。
携帯電話を持っている児童よりも持ってない児童の方が多いため、指導内容が理解しにくいと思われるので、言葉の説明とその内容をできるだけかみ砕いて提示した。「持っていれば早く使ってみたい」「兄弟が使っているのを見ていると、うらやましい」など、携帯電話を持っていなくても児童の関心は高い。その結果、DVDを静かに視聴し、教師の説明を熱心に聞くことができた。
携帯電話は通信機能が主であり、人と人との直接的な会話ではないため、ともすると話し方次第で誤解を招いたりすることもある。丁寧な話し方や分かりやすい言葉、相手を思いやる会話等、一般的ではあるが大切なことである。さらに児童同士で携帯電話について話し合いをする中で、児童は「携帯電話は便利だけど、使い方を間違えたら怖いな」「使うときにはルールを守ることが必要だ」「話し方には気をつける」など自分なりの考えを意欲的に発表できた。
学習を終え「携帯電話を使ってみたい」と関心をもつ児童は多く、今後個人携帯として持ち歩く日の近いことを強く感じた。本時の学習がこれからの児童の生活に生かされることを切望するところである。