【安城・明和小】 低学年から行う情報モラル教育
- 公開日
- 2010/12/24
- 更新日
- 2010/12/24
愛知1200校の取り組み
本校では、情報教育の年間指導計画に従って、低学年から情報モラルについての授業を実践している。以下は、1年生と3年生の実践である。
1年生は、伝言ゲームをすることにより情報を正しく伝える難しさと、伝えるうちに変化することを体験させた。伝言ゲームは、6グループに分かれて(1グループ5人)、教師が先頭の児童に耳打ちをし、児童は聞いた情報を次の子に耳打ちをして伝えていき、伝え終わった子は聞いたことを紙に書くようにした。「あおい くつを かったよ」という言葉を伝えたところ、最後尾の子が発表をすると「あかい くつを はいたよ」などと情報が変化しており、正確に伝わったグループは2グループであった。授業後の感想には、情報を正しく伝える難しさ、正しく伝わったときの喜びなどを感じた意見が多く見られた。
3年生は、ある児童がクラスメートに電話番号が記載してある名刺を配っていた事例を題材に、情報をむやみに流すことの問題点を考える授業を行った。まず、電話番号のついた名刺を配ることの利点と欠点について考えた。すると、「遊ぶ約束ができる。」「楽しく会話ができる。」「知らない人にだまされる。」「電話番号を勝手に教えられる。」などの意見が挙がった。それを聞いた、ある児童の「だまされるわけないよ。」という発言を取り上げ、担任は、オレオレ詐欺や電話番号が売買されていることなどを子どもたちに伝えた。
授業後の感想には、個人情報が悪用され、知らない人から電話がかかってくることに恐怖感を覚えるなど、個人情報の扱いについて気をつけようとする意見が多く見られた。