【豊田・美山小】 第6学年 道徳 『悟の失敗』の実践から
- 公開日
- 2011/01/28
- 更新日
- 2011/01/28
愛知1200校の取り組み
この授業を行うにあたり、学級の子供たちに携帯電話についてのアンケートを行った。その結果、現在持っている子は少なかったものの、「持ちたい」と思っている子が非常に多かった。そこで、これから携帯を持ち出すであろう子供たちの、誰もがおちいりやすいであろうトラブルを題材とした『悟の失敗』を教材として、携帯の使い方に関する授業を行った。
まず始めに、子供たちにスタディーノートのメール機能を使って、いくつかのルールを示した上で自由に電子メールのやりとりを行わせた。1時間ほどメールのやり取りを行った段階で、「便利だけど、相手が何を考えているのかわからないからちょっと怖い」という感想をもった子が数人いた。
その後、教材『悟の失敗』を読んで、相手の気持ちを十分に考えて送らないと、友人関係をこわす元になりかねないメールの落とし穴について学んだ子供たちは、「メールだと、普段しゃべっているように書くと相手に自分の考えが伝わらない。怖いから、携帯はまだ持たなくていいなと思った」、「自分もこの悟のように普段メールを送ってしまっていた、気をつけようと思う」など様々な感想を持った。
携帯電話に関しては、友人との関係以外にも、子供たちが様々なトラブルに巻き込まれる危険性がある。子供たちに様々な問題点について知らせ、意識させていくことが必要だ。