【新城・連谷小】「DVD教材で情報モラルを学ぶ」
- 公開日
- 2011/02/14
- 更新日
- 2011/02/14
愛知1200校の取り組み
本校は新城市の山間部にある、全校児童9名という小規模校である。COP10の時に注目された四谷の千枚田がすぐ近くにあり、学校田として3枚の田んぼを借りている。稲作のほぼ全ての作業を児童が体験している。そんな山間だからこそ情報収集のためにはインターネットや携帯電話が欠かせないとも言える。児童の口から「ユー・チューブ」とか「ダウンロード」等の言葉が自然に出てくる状況であり、情報モラル教育の必要性を強く感じる。
そこで高学年において、「ケータイ安全教室」というDVD教材を用いて授業を行った。DVDの中では、自分のブログに友達をからかう内容を記述したことがどんどんエスカレートして、人間関係が崩壊してしまう話や、同じく軽い気持ちで学校爆破予告を掲示版に書いて周囲の反応を楽しんでいた子がついには警察に連行される話など、ネットへの書き込みで起こりうるトラブルを分かりやすく学ぶことができた。また、トラブルから身を守る方法として、ケータイの受信拒否設定としてのフィルタリングサービスがあることや、ケータイ使用のマナー、著作権・肖像権の問題まで幅広い内容の知識を得ることができた。
<以下は子どもたちの感想である。>
「中学に入ったらケータイを買うかもしれないので、フィルタリング機能などで、有害サイトなどにも気をつけ、個人情報を流すのはぜったいひかえたいです。」「ちょっとした悪ふざけでも犯罪につながるから、気をつけたい。サイトからゲームをダウンロードする時は、エルマークのついたサイトでやろうと思った。」「ケータイに載せる前に、他の人のことも考えようと思った。」
危険性があることを知って気をつけることで防げるトラブルはたくさんある。気軽に使えるネットやケータイの向こう側には必ず相手がいることを常に意識させ、未然に自分で自分の身を守れるような知識を持った子どもたちにしていきたいと思う。