【岡崎・美川中】「考えよう! 携帯にひそむ危険」の授業実践
- 公開日
- 2011/03/02
- 更新日
- 2011/03/02
愛知1200校の取り組み
岡崎市立美川中学校では、6月30日に全校で情報モラルの授業を行った。学習課題を「考えよう! 携帯にひそむ危険」とし、日頃何気なく使っている携帯電話は、使い方によってはさまざまなトラブルを起こしてしまう可能性があることを学習した。本校生徒の携帯電話所持率は、約50%であり、男子よりは女子が、また学年が上がるにつれ所持率が多くなる傾向にある。
まず初めに、校内放送を用いて全校一斉でビデオ教材を視聴した。映像の中では、チャットやプロフのやり取りの中で、知らぬ間に個人情報が流失して個人が特定されてしまうこと、ケータイゲームサイトで遊んでいるうちに高額な請求が発生してしまうことなどが、現実味のある再現で紹介された。
映像では、携帯電話やパソコンを使って見ず知らずの人とコミュニケーションをとることの恐ろしさについて考える機会が提供された。同年代の相手とやりとりをしているつもりが、実際に会ってみたら年配のおじさんがメールの相手だったという事例をもとに、ネットに潜む危険について考えを深めていった。
生徒の感想からは、「相手の方が大人だから、いろいろな手段を使ってだましてくるので、じゅうぶんに注意をして使いたい」とか「見ず知らずの人とコミュニケーションすることは、便利だし楽しいけれど、こわい面もあることをよく知っておきたい」といった感想が見られた。ネット上の掲示板に書かれている誹謗中傷の問題、顔の見えない相手に対するコミュニケーションの取り方、チャットやプロフなどを利用する際のマナーについて学んだ。このように本時の授業を通して、生徒たちは携帯電話やインターネットの便利さの裏側にひそむむ危険について再認識をするとともに、正しい使い方やマナーについて学習することができた。