【安城・丈山小】チェーンメールから,情報モラルについて考える
- 公開日
- 2011/05/31
- 更新日
- 2011/05/31
愛知1200校の取り組み
「情報モラルとは何か」という問いかけから,情報モラルとは,パソコンや携帯電話などを有効に活用している情報社会を生きぬいていくために,すべての人が身につけておかなければいけない考え方や態度であるということを学びました。そこで今回は,チェーンメール(不幸のメール)について取り上げ,これがどんなものかを知り,何が問題なのかを考えました。
授業を始めた当初,「メールを決められた人数に回さないと,自分が不幸になる。それが嫌だから回してしまうだろう」と考えていた児童がいました。しかし,チェーンメールの問題点を,学級全体で考えていくなかで,「自分のところにチェーンメールがきても,自分のところで止めることが大切なんだ」ということに気づき,考えの変容が見られました。
本授業を実施した5年生のクラスでは,携帯電話を所持している人数が4人と,チェーンメールが身近なものととらえる児童が少なかったです。しかし,今回発生した東日本大震災の際に多く出回ったチェーンメールの実際を,いくつか実例をあげて紹介すると,「私のお母さんのところにも来たよ」,「ニュースで問題になっていたね」と,私たちの生活と情報モラルの在り方を結びつけて考える児童が多くいました。