【大府・吉田小】学活「はじめてのなつやすみ」で情報モラル指導を行いました。(1年)
- 公開日
- 2011/08/03
- 更新日
- 2011/08/03
愛知1200校の取り組み
1年生の1学期末に、学活「はじめてのなつやすみ」の授業の中で、情報モラル指導を行った。
指導の内容は、(1)決められた利用の時間や約束を守る。(2)知らない人に連絡先を教えない。(3)情報機器を大人と一緒に使い、危険に近付かない。の3つである。事前のアンケートでは、ゲーム機を含むインターネットに接続可能な情報機器が自宅にあったり、携帯型のゲーム機を持っていたりする児童は、ほぼ全員であった。夏休みは家庭で過ごす時間がたくさんあり、情報機器に触れる時間は多くなり、危険に巻き込まれる可能性も高くなる。夏休みのくらしを指導する際に、情報モラル指導を行う必要性があると考えた。
また、本校では情報モラルを育むと同時に、倫理やルールの理解等の価値を磨くために、道徳の指導を重視している。他教科との連携が一目でわかるように年間学習計画一覧を整理し、行事や他教科の学習との関連を考えた道徳の年間計画が立てている。
特に、低学年の段階では、善悪の判断やルールの遵守等、情報モラル指導には不可欠な価値を道徳の学習を通して重点的に学ぶ。本授業を行う際も、道徳で学習した価値を、一度児童にフィードバックし、「ルールや決まりを守る」という価値をおさえた上で授業を行った。
視力の低下や目の病気になるため、長時間の情報機器使用をやめることや、休憩を取って目と体を休ませることを、○×クイズ形式で出題し、答えながら話し合い、毎日の習慣づくりの理解を深めた。ゲームで遊ぶときのルールを保護者とつくることも指導をした。
次に、不審者対策や防犯についての指導と併せて、「知らない人に連絡先を教えない」ということも指導をした。もしも、電話番号や住所などの個人情報を知らない人に教えたら、どのようなことが起こる危険性があるか、教師と児童でロールプレイをしながら学習した。自分が危険に巻き込まれるだけでなく、友達や周りの人にまで危険が及ぶことを知ると、「なんだかとてもこわくなってきた」「電話番号や住所って大事だね」という児童の声が聞こえた。
授業を終えて、夏休みは家庭で過ごす時間も多いので、保護者の方とルールや習慣をつくることと、必ず大人と一緒に、または大人の許可の下、情報機器を使うことを約束した。規則正しく、うまく情報と付き合えるようになってほしいと願っている。