i-モラル日記

【豊橋・牟呂小】「ケータイ」について学習しました

公開日
2011/08/08
更新日
2011/08/08

愛知1200校の取り組み

 本校では、高学年を中心に携帯電話を持っている子が多くなっている。調査をしてみたところ6年生の約2割の子が「持っている」と答え、持っていない子の約7割が「携帯電話をほしい」と回答していた。また、「携帯電話を持っていないがパソコンを使っている」という子も多く、その中で「メールをする」という子も何人かいた。
 メールは文字だけで会話をするものであり、近年メールを使うことによって友だち同士でトラブルが発生しているという話をよく聞いている。また、子どもたちが大人になり社会人になったとき、仕事でメールを使う機会が増えていくと予想される。そこで、メールの正しい使い方を学ぶことによって、トラブルを回避することもできるのではないかと思い授業を実践した。

〈6年生での実践〉
 まず「携帯電話(ケータイ)」がどのようなものかを学習した。本人が持っていなくても、両親が持っていたりするため、「メール」、「インターネット」、「めざまし時計」といった多くの便利な機能を知っていた。しかし、ある子からは「犯罪に使われることがありおそろしいもの」という発言が出た。多くの子はケータイの「陽」の部分しか気づいていないようで、「そういう見方があるのか」と驚いているようだった。
 次に「メール」についての授業を行った。友だちとけんかをしたときのメール文(謝罪メール)をいくつか提示し、話し合った。子どもたちは、意見を練り合う中で「メールでは送り手の本当の気持ちは伝わりにくい」ということに気づくことができた。その後いくつかの場面を提示し、メールを使うのは適当かどうかを話し合った。授業の感想では、「メールは状況を考えて使うことができればとても便利なものだと感じた。」や「メールを使うときには何度も文章を読み返す必要があると思った。」などがあった。
 この実践を通して、「ケータイ」について具体的に考え、メールの善し悪しに気づきよりよいメールの使い方について考える事ができたようである。