【豊田・四郷小】 「ちょっと待て そのメールほんとに大丈夫?」
- 公開日
- 2011/08/16
- 更新日
- 2011/08/16
愛知1200校の取り組み
情報教育指導員の先生の指導のもと、5・6年生を対象に情報モラル教室を行った。
コンピュータ室で、スタディノートを使って行った。昨年度は、愛知県警の生活安全課の方に来ていただき行ったので、6年生の児童はインターネットやメールで注意しなければいけないことをすでに学んでいる。今年度は、学級ごとに行った。
情報指導員の先生の意向で、最初から情報モラル教室ということを言ってしまうと、児童たちが構えてしまい、本当の姿が見えないからということで、普段のコンピュータの授業ということで始まった。スタディノートのメールの機能を学習した後、実際に友達にメールを送らせた。子供たちは、今の気持ちや伝えたいことなどを自由に送り、送られたメールに返信を送るなどして楽しそうに学習を行った。その後、送られたメールの中でいいメールと良くないメールを調べ、子供たちに考えさせた。良くないメールの中には、友達を中傷したり馬鹿にしたりするような内容のメールを送ったり返信したりする内容のものがあり、そのメールを見せながら、送った人の気持ちや送られた人の気持ちなどを考えさせた。気軽な気持ちで送ったメールが、相手を傷つけることなどが分かり、普段の会話とは違う誤解や気持ちのずれが生じ、気をつけないと大きな問題に発展してしまうことなどを学習した。児童たちに感想を聞くと、「メールは簡単にできるけど、ちょっとしたことでトラブルになったり誤解ができたりすることがわかった。これからは、しっかりと考えてからメールを送りたい」というような感想が多くあり、これから夏休みに入り、携帯電話のメールなどを使用する機会が増えてくるので、その時に今日の授業が生きてくるといいと思う。
授業の終わりに、情報指導員の先生から、夏休みに入ってインターネットや携帯電話を使う機会が増えてくることから、インターネットの仕組みやインターネットを活用する上での注意事項などを説明してもらった。さらに、友達のIDやパスワードを勝手に使ったり教えたりしないことや覚えのない請求メールが届いてもそれにのらないこと、目先の雰囲気につられて面白そうな動画やゲームを見たりしないことなどを確認した。
今日の授業で、「インターネットの犯罪」についてや「メールの危険性」などについて、実際にメールを送ったり返信したりすることで学習した。現在、携帯電話やパソコンに関係している児童はもちろん、関係していない児童にとっても、便利で手軽な携帯電話やパソコンが、本当はとても怖くて危険がいっぱい潜んでいることを学んだ。また、保護者に対しても、携帯電話の使い方などを家族で話し合う機会を設けることで家庭のルールを確認してもらうなど、フィルタリングへの理解と協力をお願いしようと思う。