i-モラル日記

【西尾・花ノ木小】ようこそ!インターネットの世界へ!

公開日
2011/10/12
更新日
2011/10/12

愛知1200校の取り組み

<単元について>
 情報化の進展によって生活の利便性の向上や産業の効率化・生産性の向上などがもたらされた。情報の信頼性や信ぴょう性の問題、個人情報や著作権の保護、コンピュータ犯罪なども含め、情報化の進展に伴いいろいろな問題が生じてきた。簡単に情報を収集したり、連絡をしたりできるインターネットやメールを安全かつ有効に活用できる能力を身に付け、また、日常生活において直面する情報に関する問題を、どのように捉えどう対処すべきかという心構えも児童に持たせ、情報化社会に参画しその進展に寄与しようとする態度を育てたい。
 そこで、本単元では上に記したような場面を体験できるような自作のWebページを使い、児童一人一人が児童用コンピュータで学習を行った。

<実践を終えて>
 普段の生活で「知らない人に、電話番号や住所を教えてはいけない。」という意識のある児童が多かったが、インターネットの書き込み(プレゼントの応募)となると、名前や電話番号などを入力している児童も多くいた。しかし、第三者に知らせてしまうことに気付くと,安易に書いてしまってはいけないことにも気付いていた。また、自分で判断しようとせず、困ったときや迷ったときは大人に相談することの大切さを伝えると、安心した様子が見られた。また、東日本大震災もあったことで、地震に関する嘘の情報に関しても子どもたちは過剰に反応した。あれだけ大きな地震であったので「この情報は本当なのか?」「東日本であれだけ大きな地震があったから本当だ。」と子どもたちから話し合いが進んでいった。情報の信ぴょう性を確かめることの大切さを伝え、実際に子どもたちに他のページを調べさせ、事実ではないことが分かり、児童からは安堵の顔が見られた。
 今回の実践を通して、「個人情報」をむやみに人に教えてはいけない、書いてはいけないという意識が備わった。また、自分たちにとって興味のあるものなどについて、巧妙な手段で個人情報を引き出させるページや、嘘の情報を流すページもあるという現実についても知らせることができた。これからも、系統立てられたカリキュラムを組み、計画的に繰り返し指導していくことが必要であると感じた。