【豊田・大畑小】「ネットの正しい使い方」
- 公開日
- 2011/10/17
- 更新日
- 2011/10/17
愛知1200校の取り組み
本校の4年生児童と話をするなかで、家でインターネットをして、様々なサイトを見ていることが分かった。児童の中には、動画サイトを見ている児童、ひぼう中傷とも取れる書き込みを見ている(見てしまった)児童もいることも分かった。そのような児童の実態を知り、インターネットを中心とした情報モラルの学習を行うことを考えた。
情報モラルの授業では、情報指導員の方とともに、「ネット社会の歩き方」と題した学習を行った。授業では、児童たちがパソコンを操作しながら、ネット社会の良くない点を見つけるとともに、どうするべきだったかという改善点も話し合った。
授業では、大きく分けて、(1)ネットで悪口が罪になる、(2)肖像権について、(3)コピーしてもいいの?の3つのテーマについて学習した。
(1)については、ブログに悪口を書いてしまった例をもとにした。改善点として、悪口やでたらめをネットに書かないことや、自分自身の情報を教えないことが挙げられた。その際には、個人情報にはどんなものがあるのかも考え、ネットだけでなく、電話や道端などで聞かれた際にも、簡単に個人情報を教えてはいけないことを学んだ。
(2)では勝手に写真を撮って、勝手にブログなどに載せてはいけないことや、アイドルなどの写真を勝手に掲載してはいけないことを学習した。
(3)では、著作権という4年生にしては難しい言葉について学んだが、どの児童も人の作ったものを、勝手に引用することはよくないと理解を示していた。
授業を通して驚いたことは、児童たちがこちらが思っている以上に、インターネット
に親しんでいるということである。授業の中で、ブログやネットでの書き込みを見たことあると手を挙げた児童が、半数以上いた。
児童たちが親しんでいるインターネットは、便利さや楽しさとともに、危険性も併せ持っている。しかし、授業中に児童たちが何度も、「そうなんだぁ。」と感心していたように、知識は豊富ではない。正しい知識を持って、正しく活用できるノウハウを身につけるためにも、大切なことを今後も指導していきたいと痛感した。