【犬山・城東小】「友だちの情報も大切に」
- 公開日
- 2011/11/10
- 更新日
- 2011/11/10
愛知1200校の取り組み
パソコンや携帯電話の利用者が増えるとともに、インターネットに関わる様々な問題が話題に上がるようになった。それに伴い、本校においても、児童が事件に巻き込まれないために、今年度導入された「あんしん・あんぜん情報モラル」というソフトを利用して、情報モラル教育に取り組んでいる。このソフトは、指導内容が低・中・高学年別に分けられており、児童の発達段階に応じた指導ができるようになっている。さらに、一つ一つの指導内容には、動画とワークシートが用意されているので、指導経験の少ない教師にとっても使いやすくなっているのが特徴である。
今回は、その中の「友だちの情報も大切に」という内容を4年生で行った。内容は、「主人公がピアノの発表会で写した写真を届けたいのだが、5人中2人の名前や住所等が分からず届けられない。そこで自分のホームページに写真を出してしまう。すると何人かから情報が寄せられる。」というものだった。これに対し、「写真を出すことはいけないことだ。」とは、多くの児童が分かっていた。しかし、どんな危険が予想されるかまでは答えられない児童がほとんどであった。
そこで、次の三点について確認した。
・本人に悪気がなくても知らないうちに周りの人に迷惑をかける時がある。
・一度インターネット上に出た情報は、世界中の誰が見たか分からない。
・個人情報が明らかにされることにより、迷惑メールや電話、ストーカー行為等の犯罪に巻き込まれるかもしれない。
授業後の感想の中には、「自分の情報が漏れるのが危険なことが分かった。」「写真など個人情報をパソコンに出すと、思いがけない被害に会う可能性がでてくることが分かった。」などがあった。今後も計画的・系統的に取り組んでいきたい。