【一宮・中島小】インターネットを正しく使うための、ルール・マナーを知ろう
- 公開日
- 2011/12/02
- 更新日
- 2011/12/02
愛知1200校の取り組み
小中学生を巻き込んだインターネットに関するトラブルが後を絶ちません。特に、学校裏サイトやプロフなどの掲示板への書き込みによるトラブルも少なくありません。本校の5年生児童の約41%の児童が、家でインターネットを使用していると答えた。そこで、インターネットのマナーやルールを知っているかと質問したところ、ほとんどの児童が答えられなかったことから、情報教育として、インターネットのルール・マナーを守ることについて取り上げることにした。
今回の実践は、インターネットのルールやマナーに関することがクイズ形式で紹介されている「NHKネットビギナーズ」というサイトを使用して行った。
まず、インターネットとはどんな時に使用するかを答えさせ、インターネットにはどんなルールやマナーがあるかを考えさせた。そして、NHKネットビギナーズのサイト内にある「はじめてのネット&ケータイ」というページから、インターネットに関するクイズを通して、ある程度の知識をつけさせた。その知識をもとに、そのサイト内にあるクイズの中から、クラス全員に向けて出題するインターネットのルールやマナーに関するクイズを作らせた。加えて、なぜそのクイズの正解がそうなるのかの解説もできるようにメモをさせた。
次に、クラスで“インターネットのルールやマナーについて知ろう”という目標をもとに、クイズ大会を開いた。クイズは全て三択問題で、グループ対抗で行った。問題例は以下のようなものです。(問題は全部で12問)
・インターネットを使用するとき、自分たちで注意しなくてはいけないことってあるの?
(1)ウイルス対策ソフトが入っていれば何もしなくてよい
(2)とにかく怪しいサイトは見ない・あけない・利用しない
(3)パソコンではインターネットを使用しない
<正解(2)>
・掲示板やプロフに書きこむときに気をつけることは何でしょう?
(1)書いていいことか、悪いことかを考えてから書く
(2)タイミングが大切、急いで書き込みをする
(3)誰が書いたかわからないから、何でもOK
<正解(1)>
上記のような簡単な問題なので、子どもたちは楽しくインターネットのルールやマナーについて学習することができた。今回は、特に掲示板への書き込みに関するルール・マナーに重点を置き、トラブルになった時の加害者と被害者双方の辛さを話した。授業後の児童の感想には、「インターネットや携帯電話などの便利なものでも、使い方やルール・マナーを知らないととても危険であるということがわかった。」や「掲示板への書き込みは、人を傷つけたり、人の悪口を書きこんだりすることは、書かれた人も、書いた人も傷つくことがあることがわかった。」という内容のものが多くあった。
この実践を通して、インターネットのルールやマナーに関してよく学習できたと思うが、携帯電話に関するルールやマナーも全く知らない子どもが多くいた。今後は、携帯電話に関するルールやマナーについて取り上げていきたい。