【豊田・崇化館中】「全校体制で情報モラルに取り組む」
- 公開日
- 2011/12/14
- 更新日
- 2011/12/14
愛知1200校の取り組み
1 情報モラルに関する本校の現状
(1)授業としての取組
<道徳の時間の活用>
道徳の時間に、各学年で取り扱っている。『広教 Netモラル キーシーン掛図』という教材を使用した。以下の内容のものを授業で行った。
・掲示板に誹謗、中傷の書き込みトラブル
・ブログの書き込みによる友だち同士のトラブル
・なりすましメールから身の安全を守る事例
<技術の時間>
ネットワークやインターネット、メールなど、現代のネットモラルを具体的な事例を用いて学習している。
(2)全校集会や学年集会としての取組
<スクールカウンセラーによる講話>
1年生では、スクールカウンセラーの浅井先生から講話をいただいた。思春期を迎える中学1年生の心情や悩みを分かち合うように話をしていただいた。中学生の友人関係のトラブルで最近多いことは、「メール」である。メールで悪口を言ったことが広まったり、メールの文章の意味がすれ違ったり、相手の表情を見ることができないメールは、勘違いが起こりやすいという内容であった。具体的に話をしていただき、とても反応は大きかった。
(3)指導者としての研修、現職教育等での取組
<ネットモラル教育の推進・共有>
ネットモラル教育を推進するために、現職教育で教材を分かち合ったり、指導案を共有したりしている。
2 現状から考えられる問題点と解決のための方策
■現状から今後取り組む必要のある問題点(3つ)
○ネットモラル教育が年度初めだけで終わっている。
○メールで、誤解を招く文章を知ること。
○ツイッターなど、新しいネットツールの使い方や問題を教師が理解し、注意点を指導できるようにしなければならない。
■上記問題点解決のための方策
○年に3回は行うようにする。各学年のどのタイミングでこの授業をするなど、具体的に決める。
○メールで、相手を不快に思わせる文章表現の事例をたくさん取り上げる。
○問題が起きてからではなく、問題が起きそうなものを取り上げて教師側が理解する必要がある。