【豊田・青木小】 「サイバースクール」
- 公開日
- 2012/01/04
- 更新日
- 2012/01/04
愛知1200校の取り組み
<教材名> チェーンメールの危険性
<情報モラルの分類> 情報セキュリティー
<対象学年> 小学校・5年生
<授業の様子>
自分の携帯電話を持っていたり、親、兄や姉などの携帯電話を使っていたりするなど携帯電話のメール機能を利用している子供たちもいる。また、パソコンでメール機能を利用している子供もいる。しかし、メールを使っていても、「チェーンメール」が送られてきたときにどう対処するかを判断できる子供は少ないと思い授業を行った。
「このようなメール(このメールを5人に送らないと不幸になります)が送られてきたらどうしますか」と子供たちに尋ねた。携帯電話を普段から使っている子供たちでも「放っておく」と考えた子供は少数であった。他人には送らないが「送ってきた人に送り返す」という意見があった。すると、「自分のアドレスが知られてしまうよ」との考えが出され、「放っておく」のがいいことに気づくことができた。話し合いを進めていくと、「1人が送ったら5人に届いて、またその5人が送ると25人に届くよ」という意見が出された。「どんどん増えていくのがとても怖いから自分は送らない」との考えに多くの子が頷いていた。授業後にも「どんどん増えていくチェーンメールは恐ろしいものだから絶対送らない」との感想があった。また、「お母さんに聞く」という意見も発表され、子供たちは、「もし送られてきたら、お父さんやお母さんに聞きたい」と口々に述べていた。
この授業を通して子供たちは、「チェーンメールを送ると大変なことになる」ことに気づき、被害にあわないためには「反応しないで、親に相談する」とよいことを理解することができた。
<ここがおすすめ>
チェーンメールの内容が子供たちにとってとても身近であり、送られてきた場面を想像することが容易であった。そのため、現実に近い状態で考えることができた。