【豊川・東部中】情報発信の落とし穴
- 公開日
- 2012/01/27
- 更新日
- 2012/01/27
愛知1200校の取り組み
今年度は、生徒の学習効果の他に、教員の指導力向上を大きなねらいとしました。
情報モラル教育の必要性は感じながらも、何をやればいいのか分からない、情報機器は苦手だから指導に気後れする、という教員も少なくありません。そこで、指導案・ビデオ資料・ワークシートを用意することで、情報機器が苦手な教員でも授業ができるようにしました。
今回の授業は、チェーンメールへの対応を考えるのがテーマです。授業後の生徒の感想は次のようでした。
・メールなどの情報は、こわいなと思いました。必要最低限の人にしか、アドレスを教えてはいけないと思いました。(1年・男子)
・私も転送するか、しないか迷いました。今日の授業のメールは転送してもいいと思いました。でも、本当に起きたできごとなのかは、メールだけでは分かりません。だから、「転送しない」にしました。最後は自分が決めなければならないので、メールとか、情報発信はこわいなと思いました。(1年・女子)
・思ってもいないことや事実ではないことを書くことは、とても簡単なことだから、書いてあることが本当のことなのかも分からないし、相手の顔を知らないとよけいにこわいので、やっぱり、面と向かって話すのが一番安心だなと思いました。(1年・女子)
一方、授業者の感想は次のようでした。
・一般的にチェーンメールは転送してはいけない。今回の授業で使ったメールは、あまりに緊迫した内容で信憑性がありそうだと思うと、生徒も私も判断に迷った。
・メールは生徒たちにとって最も身近な情報伝達になっている。こうした学習機会はぜひ設けるべきだと思う。そして、このビデオ教材なら簡単に活用できるのでとてもよいと思う。
今年度は、1年生と1年職員を対象に行いました。今後は、利用できるコンテンツを充実させ、内容をよりよいものに変えていきながら、全校体制で情報モラル教育に取り組めるようにしていきたいと考えています。
【豊川・東部中】資料1
【豊川・東部中】資料2
【豊川・東部中】資料3