i-モラル日記

【犬山・犬山南小】「3年生ネットモラル授業」

公開日
2012/01/30
更新日
2012/01/30

愛知1200校の取り組み

  • 872648.jpg

https://asp.schoolweb.ne.jp/2340008/blog_img/10505943?tm=20240815153205

 犬山南小学校では10月28日授業参観の折に3年生で、「ネット社会の歩き方」と題して、CEC(財団法人コンピューター教育開発センター)作成の「親子のためのネット社会の歩き方」を利用して授業を行いました。プレゼンテーションを一部3年生向けにやさしい言葉に直し、大画面液晶テレビを利用して授業に使用しました。 
 3年生はまだローマ字を学習したばかりで、頻繁なインターネットの利用や、個人所有の携帯電話を持っている児童はいません。だからこそ、この時期にネットモラルの学習を進める意味があります。児童にとってはPCや携帯電話は夢の道具であり、欲しい物である事がわかりました。最初に、「透明人間になれるとしたらどんなことをしますか?」という問いが出てきます。嬉々としてほとんどの子が「銀行強盗や泥棒」といったたぐいの「悪いこと」をしたいといいました。まさにこれがネット社会の「透明人間病」です。人は顔が見えない、誰かわからないとなると、いいことを考えず「悪の気持ち」が起きてくるのだということを意識させました。これがネット社会の抱える問題で、顔が見えない、誰かわからないと悪いことを考えてしまう(本当は誰が発信したのか、調べればわかるようになっていると話す。)。このネット社会には「光と影の部分」があるということ。そして、その影の入り口がインターネットや携帯電話でもあることを指導しました。
 私たちは現実の世界に生きています。ネット社会で本当に大切なのは、「現実の生活のあいさつや友達関係、親や周りの人たちとの人間関係を大切にすること」です。保護者の中には、まだ早い、とか難しいので今やる必要がないのではという意見もありましたが、子供たちを取り巻く環境は親が思っている以上に進んでいます。大人たちの考えない方向へ、ネット社会では簡単に進んでしまうことがあるのだということを肝に銘じておかなければならないと思います。