i-モラル日記

【稲沢・稲沢西小】「個人情報を守るために」

公開日
2012/02/06
更新日
2012/02/06

愛知1200校の取り組み

 1月17日に、5年生の児童(35名)を対象に、「情報モラル教育推進の手引」を活用して、「個人情報の公開」についての授業を行いました。
 授業の最初に、ネットワークの仕組みや掲示板について説明しました。その後「えっ!どうしよう!」という話に沿って、主人公の気持ちに寄り添いながら、インターネットの魅力や危険性について考えさせました。
 多くの児童は当初、「掲示板で交流している相手(しゅんさん)は、どこの誰か分からない」ということや、「掲示板に個人情報を載せてはいけない」ということを分かっていました。しかし、掲示板を通してやっと気の合う話し相手ができたという主人公の気持ちを考えさせると、途端に「しゅんさん」が信頼できる人のように感じ、何とかして「しゅんさん」にだけ個人情報を教える方法はないか考えはじめました。掲示板に個人情報を書き込むことの危険性を知識としてもっていても、心に不安を抱えていたり、言葉巧みに語りかけられたりすると、危険性があるという認識もついどこかへいってしまうことがよく分かりました。
 情報モラル教育を継続的に行うことで、情報モラルに関する知識を確固たるものにして、「分かっているのに」「つい」といった判断の誤りを、自分で修正していけるようにする必要があると実感しました。
 最後に、「インターネットで知らない人と交流するとき、どんなことに気を付けたらよいでしょう」という問いかけをしたところ、「家の人に相談してからやる」「仲良くなっても、個人情報を教えない」という意見が出ました。
 今後もインターネットの光と闇の両面に焦点を当てながら、児童が安全に留意しながら、インターネットを活用できるようにしていきたいと思います。

【稲沢・稲沢西小】資料