【稲沢・清水小】これから携帯電話を持つあなたたちへ
- 公開日
- 2012/02/09
- 更新日
- 2012/02/09
愛知1200校の取り組み
学校公開日(授業参観)に6年生で、携帯電話を利用する上での約束について授業を行った。事前アンケートでは、今持っているか、すぐに持ちたいと答える児童がほとんどだった。携帯電話を持つことで、接続する機会が増えるインターネットの危険性を、これからもいろいろな形で伝えていかなければならないと痛感した。
1 懸賞サイトにみんなで応募して、卒業記念品を買おうと持ちかける。
スズキ教育ソフト「あんしん・あんぜん情報モラルオンライン」を利用して、個人情報をだまし取るための偽の懸賞サイトを各パソコンに立ち上げておく。
3分の2の児童がサイトを信じ、自分の名前や住所を打ち込んだ。「いけないんだよ。」という声も上がったが少数で、児童の現状に危機感を覚えた。
2 サイトが嘘であることを知らせ、最近は携帯電話でもパソコンと同様の使い方ができるため、たくさんの危険が身のまわりにあることを知らせる。
サイトによっては、空き巣に入ることができてしまうような情報(家族の勤務先、帰宅時間など)まで要求するものもあることを紹介した。
3 上記ソフトを活用して、携帯電話を使う上での約束について確認する。
(1) あっという間の使いすぎに注意しよう
月の請求額が10万円を超えた実際の事例について紹介した上で、定額制度を利用したとしても、携帯電話はお金がかかるものであることを理解させた。また、ページを開いただけでお金を要求するサイトもあるが、支払う義務がないことを知らせた。
(2) いやなメールは書かない、受け取らない
メールでは悪口を書きやすいことや、実際に今はやっている迷惑メール、チェーンメールを紹介したことで、児童はいやなメールを実感できたようだった。
(3) うつすとき、肖像権に気をつけて
社会科で学習した人権と関連させて、情報端末は容易に人権(肖像権)を侵害できるものであることを考えさせた。
(4) えらぼうね。使ってよいとき、よいところ
基本的なマナーについて、児童の知っていることを出し合って、確認をした。
(5) おかしいな?と思ったらすぐ相談
大人と相談することが一番大切なことであり、恥ずかしくてもすぐに相談することが解決の近道であることを知らせた。
【稲沢・清水小】資料