【刈谷・亀城小】「ネットで知り合った人(「i−モラル」を活用して)」
- 公開日
- 2012/03/13
- 更新日
- 2012/03/13
愛知1200校の取り組み
保護者や学校が知らないうちに、子どもたちは、ネット社会に取り込まれています。本校でも子どもたちの間で、仮想空間で不特定多数の人と会話したり、ブログを書き込んだりすることが流行していることがわかりました。そこで、6年生を対象に、ネットに潜む危険性を、具体例を通して正しく理解させることをねらって、「情報モラル教育推進の手引き」を使った授業を行いました。
半田市教育委員会作成の教材「ネットで知り合った人」は、インターネットを介して子ども同士で楽しく話をしていると思っていたのが、本当の相手は、悪意のある大人であったという内容を映像で表現したもので、子どもたちにも、その危険性が具体的に捉えられるものです。
最初に、「ネットで知り合った友達と仲良く話をする場面」までを見せて、子どもたちに、感じたことを出し合わせました。「インターネットだと、いろいろな友達ができていい。」「自分たちだけでは、わからないことも教えてもらえる。」という肯定的な意見と、「だれだかわからないから心配。」「教えてもらったことが正しいことばかりだとは限らない。」などの心配する意見が出ました。続いて、「子ども同士だと思ってネットで話していた人が、実は、大人であった」という話を最後まで見たあと、ネットの危険性に焦点を当てて考えさせました。インターネット上の仮想空間では、年齢も性別もごまかすことができます。子どもたちからは、「本名や住所、電話番号などの個人情報を伝えるとあぶない」「インターネットでしか知らない人と会う約束はしない」などの意見がでました。
最後に、インターネットに爆破予告を書き込んだ犯人が警察に逮捕されたニュースをもとに、犯罪行為では、書き込んだ個人を特定することができることを知らせ、軽い気持ちで加害者にならないことを指導して、授業を終えました。