【みよし・天王小】個人情報、著作権、掲示板への書き込みについて
- 公開日
- 2012/03/23
- 更新日
- 2012/03/23
愛知1200校の取り組み
高学年は多くの子どもがインターネットを使って、調べ物をしたり、ブログや掲示板を使って情報の交換をしたりしている。しかし、まだまだネットにあげていい情報の取捨選択や、個人情報の取り扱い方に慣れていない子どももいる。そこで、インターネットを使うときに起きるだろうトラブルをいくつか提示し、子どもたちとどのようにするべきかを考えていった。今回提示したのは、
1 個人情報はどこまで、公開していいのか。
2 違法ダウンローできるHPへのアクセスはいいのか。
3 掲示板に書き込む内容はどのようなことに気を付けたらいいのか。
この3通りを学習した。
1の場合、何人かの子どもたちが、「本名や電話番号はいけない気がする」と答えた。しかし、「インターネットでショッピングをするときには必要だ。」と発言する子もいた。ブログや掲示板を自分で立ち上げている子もいるので、ハンドルネームと呼ばれるニックネームだと、仲間の中では理解できるし、知られたくない他人には知られないということを学習した。本名、電話番号、住所などの個人情報は、絶対に子どもだけで情報を提供すると危険ということも合わせて学習した。
2の場合、音楽や動画を違法にダウンロードしてしまったという子どもが、少なからずおり驚いた。多くの子どもがいけないと知っていても、無料でダウンロードできてしまう状況に対して、「やってしまうかもしれない。」と答えた。これは子どもだけの問題ではなく、保護者とも連携して子どもに指導していかなくてはいけない内容ということを再認識できた。これからも根気よく、指導を続けていく必要があると感じた。
3の場合、お互い掲示板でやり取りをしている子どももおり、「ケンカしてしまった。」「いやな気分になったことがある。」という経験があるという意見があがった。相手の顔が見えないインターネット上でのやり取りこそ、自分が受け取ったらいやだという文面をいくつか例に出し、その例のようなやり取りはしないようにすることが、大切なネットコミュニケーションであることを学習した。
今回の授業を通して、インターネットは便利であるけれども、それを使いこなすことは難しく、家族や教師に相談をして使うことや、困ったときはすぐに大人に相談するということも合わせて学習することができた。