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学校日記

大和南小5年 話し合いの進歩

公開日
2022/06/30
更新日
2022/07/01

授業事例

 6月24日,一宮市立大和南小5年算数「割合を表す小数」の授業を参観・助言しました。

 グループ学習での話し合いの進め方は前回参観したときより進歩していました。
その中で,上段写真のグループに注目して参観しました。このグループはメンバー全員がファシリテーター役を自然に交代しながら話し合いを進めていました。
 
 私が同校に助言しているグループ学習は司会役を決めて,司会者の指示に従って話し合いを進める方法ではありません。司会役を置かず,メンバーが協同の意識と対話のスキルを発揮し相互指名しながら話し合いを進める方法です。

 写真のグループはその方法を具現化しており,「どうやって考えたの?」「・・・となるけれどここまでわかる?」「それは・・・ということだよね」「〇さんは△さんの説明を聞いてわかった?」「〇さんの意見をきかせてよ」「自分だけノートに書かないでみんなで意見を言おうよ」「みんなでホワイトボードに書こうよ」などと,質問・説明の対話,付け足し意見,話し合いの運営に関する発言をお互いに出し合っていました。

 また,今回は一斉提示法による全体交流に挑戦しました。素晴らしかった点はあるグループの発表の後,説明で不十分な点を1人の児童が挙手をして指摘したことです(下段の写真)。全体交流では,グループが発表すると,聞き手はなんとなく「いいです」と言ってしまうことがありますが,写真の児童は,説明の過程をよく聞き,不十分な点に気づき,それを既習事項を根拠に不十分な点を指摘し,修正意見を言いました。彼のおかげで学級全体の理解が深まりました。