5月22日，春日井市立岩成台西小学校に出向き，5年算数「小数のかけ算」の授業を参観し，助言しました。
　
　授業者は協同解決型の授業についてよく学ばれており，児童に協同の意識，対話のスキル，グループ学習の進め方などを指導されていました。

　この日の課題は，難しい筆算の問題で，気を付けることは何かについてグループで話し合い，全体で話し合いました。
　グループの中で，筆算に自信がないメンバーがいると，写真のように，他のメンバーがその子の気持ちを受容し，難しさを肯定的に受け止め，その子ができるようにヒントを与えていました。「うん，うん」とうなずいたり，「そこまでできているよ」「そうだよ」と励ましたりしていました。また，支援を受けた児童は「ありがとう」とメンバーに伝えていました。

　どのグループもあたたかい雰囲気でグループ学習が進んでいました。また，全体での話し合いでも，説明する児童，聴く児童ともに，対話のスキルや社会的スキルを発揮しながら話し合いが進んでいました。