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学校日記

2023年9月野見小6年生算数「円の面積の公式を使って」

公開日
2023/09/19
更新日
2023/12/22

授業事例

 2023年9月15日、豊田市立野見小学校6年生算数「円の面積の公式を使って」の授業を参観・助言しました。

 授業は、円や円周による複雑な図形の面積をパーツに分けて、それを組み合わせたり、重ねたり、差し引いたりして求める学習です。
 教師は児童が試行錯誤しながら解決が図れるようにICTで図を準備しました。このことによって児童は頭に思い浮かんだことがストレスなく画面上で実験でき、2通り、3通りの解法を見出すことができていました。ノートでは書いた図を移動させたり、重ねたりできませんが、タブレット上では移動させたり、回したり、重ねたりすることが自在にできるので思考の促進や多様な考え方の発見に繋がりました。

 また、上段写真のようにグループで自分が考えた解法を説明する際にも図形を操作して説明することができ、メンバー間の理解共有に役立ちました。その効果があり、1つのグループで2通り3通りの解法を出し合い理解共有することができていました。

 今回の授業は4通りの解法を理解することを目標にしました。4通りの解法を理解することは個人では難しいものです。しかし、今回の授業では、協同解決型グループ学習が効果的に進められたことで、相手の理解状況に応じて説明や質問がなされ理解促進が図られていました。

 グループ学習や全体交流での様子をみると、児童がよい聴き手、よい説明者として育っていることがわかりました。聴き手は説明者によい反応を返して雰囲気をよくし、説明者は聴き手の理解を確認しながら説明を補足していました。また、話し合いにメンバー全員が参加するように呼び掛けており、みんなが参加した中身の濃いグループワークでした。学習意識、スキル、話し合いの進め方がよく身に付いているからできることです。

 授業終了に、「今日の授業はとてもよかったよ」と児童に伝えると、歓声と拍手が沸き上がりました。児童が目指す授業像をしっかりもち、自分達でよい学びをしていこうという意識の高い6年生です。