11月30日、岡崎市立葵中学校１年の数学の授業参観と校内研修の助言をしました。

　公開授業は「変化と対応」の授業でした。同校には９月１日に校内研修会でチーム学習について助言をしており、今回の公開授業はその内容を踏まえてモデル授業として行われました。
　
　チーム学習の様子を参観しました。互いの考え方を聴き合う姿、わからないことを相手に告げて説明を求める姿、相手の理解状況を確認しながら説明する姿がありました。今回の授業までに授業者が協同の意識、対話のスキル、役割設定・付与に依らない進め方を生徒によく指導されていることが伝わりました。こうしたチーム学習のスキルや方法を生徒達が受け入れていることもわかりました。

　また、授業者は、全体での話し合い場面において、キーとなる発言がでたとき、発言内容が難しいときに、全体からチームに戻す方略をうまく用いていました。そのため、常にチームのメンバーが関わり合うながら授業が進むという流れができていました。

　公開授業後に校内研修会が行われました。今回の公開授業が同校のチーム学習の方向性を示すものとなりました。前回の研修会でも感じましたが今回も同校の先生方の熱意が感じられる研修会でした。