2024年2月岩成台西小5年算数
- 公開日
- 2024/02/12
- 更新日
- 2024/02/12
授業事例
2024年2月8日、岩成台西小5年生2学級の算数の授業を参観・助言しました。岩成台西小学校には2023年度は5月、7月、9月、11月、2月と継続的に訪問しました.5年生の先生方は5月から学年体制で継続して取り組んでいただき、児童の進歩を間のあたりにすることができました。先生の授業力も向上しました。
この日の授業は、「表を使って考えよう」第1時でした。長方形の用紙を折る場面を扱い、折った回数と中にできる表方形の個数や折り目の線の数の変化を表にして調べ、変わり方の決まりを見つける学習です。
2つの学級を参観しましたが、どちらの学級もグループ学習のレベルは高いものでした。協同の意識、聴き合うスキルが身に付いており、すべてのグループが変わり方の決まりを求めることができ成員の理解が図れていました。
今回の授業では、表を書いて変わり方を調べることが主ですが、2つの学級には、変わり方のきまりを図から説明できるように話し合うことをお願いしました。どちらの学級も中にできる長方形の数は2倍ずつふえることを図を操作しながら説明することができました。
さらに、2つの学級どちらとも、折り目の線の数を求める式は、中にできる長方形の数−1の式以外に、前の折り目の線の数×2+1となることが発表されました。これは教科書では示されていない式です。
また、どちらの学級でも児童は根拠をあげて理由を説明しており、発言は前の発言者の発言内容を補足したり、修正したりしながら話し合いが進んでいました。
今回の授業を参観して、児童の思考力と表現力が高いレベルに向上したことがわかりました。