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学校日記

11月29日 東野小4年算数

公開日
2024/12/07
更新日
2024/12/07

授業事例




















20241129日,東野小の4年算数「わすれてもだいじょうぶ」の授業を参観・助言しました。3要素2段階の問題を逆向きに考えて解くといった数学的な見方・考え方を育てることを目的にした授業です。指導過程では,「足場づくりのためのグループ学習」が位置づけられ,グループに図が配られ,どのような手順で解決したらいいか考え方が話し合われ,全体で共有されました。その後,個人解決で答えを求め,グループで確認と説明,全体共有(写真)とまとめが行われました。



授業者はキーとなる発言がでるとグループトークをさせて,発言者の考えを広げ,児童の理解を深める工夫をしていました。授業のまとめでは児童から「今回の授業は矢印を逆に考えて解く勉強をした」と学習内容の本質を突いた発言がだされており,児童の理解が図られたことが分かりました。



個人解決では□を使って式をつくった児童が数名おり,教師は全体交流の場でその考えを取り上げていました。グループ学習では個人のよい考え方やよい誤答,特殊な考え方が話し合いで扱われず埋もれてしまう場合があります。今回の授業者のように個人解決時に一人一人の考えを把握し,全体交流の場で意図的にそれらを取り上げることで深い学びへと繋がります。