2025年2月3日福岡小4年算数
- 公開日
- 2025/02/20
- 更新日
- 2025/02/26
授業事例
2025年2月3日福岡小学校4年の算数「どれにしようかな」の授業を参観・助言しました。
この日の学習内容は、問題文の情報を読み取り、どんな場合があるかを判断し、それを2次元表に整理して問題を解決する学習でした。2次元表の活用とともに数学的な見方・考え方を育てることがねらいの授業でした。
指導過程では、2次元表に対する理解をはかるために問題1では足場づくりのためのグループ学習が行われ、そこで得た知識を問題2で活用するという指導過程が計画されました。
問題2は問題の条件の理解が難しく、多くの児童が誤答をしていました。教師はその状況をふまえ、全体交流では意図的に誤答と正答を取り上げて対比させ、誤答のどこが間違いであるのかを児童に説明させることで理解を深めさせるようにしました(下段の写真)。誤答をしていた児童からは「あー。そういうことか」という声がわきあがり、チーム(グループ)でどこを間違えていてどう修正したらいいのか話し合うことができました。
この学級の授業の参観は今回で3回目でした。チーム学習では、発表会形式のように各自が自分の考えを言って終わりではなく、相手の説明を聴いて修正点を指摘したり、分からなかった児童が分かるようにヒントを出しながら説明したりできるようになりました。上段の写真は、ホワイトボードに書きながらヒントを出したり説明をしたりして理解しようとしている姿です。
この日は、今回の授業を同校の先生方が参観され、授業後に校内研修会が行われました。研修会では、足場づくりのグループ学習の方法と効果について紹介させていただきました。