5月12日教師力アップセミナーに参加して(木下・大久保・関口)
- 公開日
- 2019/05/27
- 更新日
- 2019/05/27
学生の学び
こんにちは!5期生の木下です。今回は5月12日に行われた教師力アップセミナーについて書かせていただきます。
私は今回初めての教師力アップセミナーへの参加でした。内容は「これからの学級づくりとヒドゥンカリキュラム」という内容で、午前中だけの短時間でしたが、多くの学びを得ることができ、充実した時間を過ごせました。初めて聞いた「ヒドゥンカリキュラム」についての学びから、特に印象に残った2つのことを紹介したいと思います。
1つめは、ヒドゥンカリキュラムの具体的な内容の中の、注意はなく手をかけるということです。例えば、授業中に喋っている子どもたちがいたら私は「今は授業中だから、おしゃべりは放課にしようね。」と注意をしてしまうと思います。しかし多賀先生は、あえてその2人の間に入り授業をするというのです。そうすることで、おしゃべりも止まるそうです。これは注意ではなく手をかけるということにあたります。この学びを通して、私がお世話になってきた先生の中でも上記のヒドゥンカリキュラムを行なっていた先生がいたのを思い出しました。この先生が、何を考えてあえて子どもの間に入って授業をしていたかまではわかりませんが、私も無意識に注意ではなく手をかけることができるような教師になりたいなとあらためて感じました。
2つめは、子供を直して伝わるヒドゥンカリキュラムの中の、授業は一部でもいいから楽しいことという内容です。45分授業であれば45分間ずっと楽しくあるわけではなく、その中の一部が楽しければ子どもの印象は「この先生の授業楽しかった!」という印象になると多賀先生はおっしゃっていました。私が小学校、中学校、高校と多くの先生の授業を受けてきましたが、その中でも「この先生の授業は楽しかった!」と覚えている先生の授業の中には毎回少しでも楽しいと思える部分があったように感じます。
私にとって初めての教師力アップセミナーはとても多くの学びを得ることができ、「自分の力になるな。」と強く感じることができたものになりました。(木下)
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こんにちは!5期生の大久保樹です。多賀一郎先生のご講演から学び得たことを書き記していきます。
ヒドゥンカリキュラムについて詳しく教えていただきました。どういった行動が児童に伝わってしまうのか、それを防ぐにはどうすればいいのかといった細かな所まで教えていただき、とても勉強になりました。
その中でも特に気をつけなければならないと思ったことは、「後で」という言葉に責任をもつということです。
これは意識していないとかなり難しいと思います。言っている側は忙しい時の返答として「後で」と言うし、授業で答えられない児童に「後で当てるね」と言って授業を進めていくという何となくその場を上手く誤魔化すために言ってしまうと思います。そうであるから、流れがちな言葉でもあると思います。
私自身現在塾でバイトしているのですが、忙し時にここ教えてと言われて、「後でね」と言いそのままにしてしまった記憶があります。言ってる側は特に意識していません。ただ、それを受け取る側は「後で先生は教えてくれる、当ててくれる」と強く思うはずです。その期待を裏切ってしまうのは、信頼を失うことに繋がります。
9月には教育実習があります。そこで「後で」と言うことは必ずあるはずです。その時はしっかりとその言葉に責任を持ち、行動に移そうと思います。今回ご講演をしていただいた多賀先生、ありがとうございました。(大久保)
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こんにちは!4期生の関口です!今日は5月12日の教師力アップセミナーについて書きます。
今回のテーマはヒドゥンカリキュラムで、多賀一郎先生からはたくさんの名言が出てきて、メモをするのに必死でした。その中から2つ、書いていきます。
1つ目は、「自分があたたかくなければ人をあたためることはできない」例えば、自分の手が冷たければ相手の手をあたためることはできないですが、自分の手があたたかければ相手の手をあたためることができます。クラスをあたたかく明るくするためには、まず自分が健康であたたかい心を持つことが大事だなと学びました。
2つ目は、「注意ではなく、手をかける」。口ばかりではダメ。教師は細かいところに圧をかけている。と多賀先生がおっしゃっていました。例えば、授業中に話している子どもに注意をするのではなく、その子どもたちの間に立ち授業を続けるそうです。注意の声が飛び交うクラスより、子どものそばに行くほうが素敵なクラスだと私も思います。
たくさんの名言が1つひとつ心に刺さり、自分を見つめ直す1日にもなりました。マイナスではなくプラスのヒドゥンカリキュラムになるよう、今日の学びを自分のものにしていきたいです!ありがとうございました!(関口)